
葬儀後は、葬儀に参列してくれた方や弔電・供花・供物等を贈ってくださった方へ、お礼の気持ちをお伝えすることが大切です。
参列者へのお礼としては、葬儀当日にお渡しする会葬礼状がありますが、弔電や供花・供物などに対するお礼は、どのような方法でお伝えすればよいのでしょうか。
今回は、弔電や供花・供物をいただいた場合のメール・LINEでのお礼の文例に加え、参列してくださった方へ改めて個別にお礼を伝えたい場合の文例もご紹介します。
「そもそも、メールやLINEでお礼をしてもよい?」
「せっかくのお心遣いに、失礼のない対応をするにはどうすればいい?」
とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
葬儀のお礼を伝える基本の流れ
メールやLINEが向く相手の判断
相手別のお礼の文例4パターン
忌み言葉と句読点の扱い
葬儀のお礼はどうする?参列・弔電・供花・供物への対応
葬儀では、参列してくださった方はもちろん、弔電・供花・供物を送ってくださった方へもお礼をお伝えします。
参列いただいた方へのお礼は、葬儀当日にお渡しする会葬礼状があります。そのため、会葬礼状をお渡ししていれば、葬儀後に改めてお礼をしなくてもよいとされています。ただし、葬儀を手伝ってくれた方や、遠方から駆けつけてくれた方など、特にお礼をしたい場合は、個別にお礼をすることもあります。
また、葬儀の際に弔電や供花・供物をいただいた場合のお礼は、葬儀後1週間以内程度を目安に、手紙やハガキなどで感謝の気持ちをお伝えするのが一般的です。
葬儀のお礼はメール・LINEでもいい?
葬儀のお礼は、お礼状を送る方法が最も丁寧な方法です。
ただし、親しい間柄で普段からメールやLINEでやりとりしている相手であれば、メールやLINEを活用する方法もあります。
メールやLINEでのお礼はあくまで略式であることを念頭に置き、相手との関係性や状況により使いわけることが大切です。
メール・LINEでのお礼が向いているケース/避けたほうがよいケース
ここでは、メールやLINEでのお礼が向いているケースと避けた方がよいケースを紹介します。
メール・LINEでのお礼が向いているケース
普段からメールやLINEでの連絡をとりあっている親しい友人や会社の同僚、後輩などに、なるべく早くお礼を伝えたい場合などは、メール・LINEを利用する方法もあります。
お互いに気心の知れた間柄で、普段からメールやLINEでやりとりしている相手であれば、略式の方法であっても、失礼な印象を与える可能性は少ないでしょう。
ただし、親しい間柄であっても、相手によって受け止め方は異なります。相手の性格や関係性なども充分考慮して適切な方法を選ぶことが大切です。
メール・LINEでのお礼を避けた方がよいケース
一方、会社の上司や仕事の取引先、自分より目上の方、目上の親族などには、メールやLINEでの連絡はなるべく避け、お礼状など、正式な形でお礼をお伝えした方がよいでしょう。
メールやLINEは、手軽にお礼を伝えられますが、あくまで略式の連絡方法です。普段からメールやLINEでやりとりしていない相手や、礼儀を重んじる方、目上の方などには、簡略化した印象を与えたり、失礼にあたったりする可能性があります。
相手との関係性や立場などを考慮し、メールやLINEではなく、お礼状や電話など、相手に合った方法でお礼を伝えることを心がけましょう。
メール・LINEで葬儀のお礼を書くときの基本
ここでは、親しい関係性の方に、メールやLINEで弔電や供花・供物をいただいたときのお礼をメールやLINEで書く際の基本的な書き方についてお伝えします。
メールやLINEでお礼を書く時に、入れたい内容や伝える順番は以下の通りです。
【お礼に盛り込みたい内容と順番】
1 弔電や供花・供物に対するお礼
2 無事に葬儀を終えたことの報告
3 (関係性に応じて)生前の故人へのご厚誼への感謝
4 メールやLINEでの連絡となったことへのお詫び
5 結びの言葉
これらを基本に、相手との関係性に合わせて文章を整えましょう。
なお、メールの場合は、件名を見ただけでお礼のメールであることがわかるようにすることもポイントです。
【相手別】葬儀のお礼メール・LINEの文例
次に、親しい間柄の方へ、メールやLINEでお礼を送る場合のケース別の文例をご紹介します。メールの場合の件名は、「葬儀のお礼」「父○○の葬儀のお礼とご報告」などとするのがよいでしょう。
葬儀の手伝いをしてくれた人へのお礼
葬儀当日に、受付や会計などを手伝っていただいた方には、参列へのお礼と合わせて、手伝ってくれたことへの感謝の気持ちもお伝えしましょう。なお、生前、故人へのお心遣いがあった場合は、そのことへの感謝も合わせて伝えられるとよいでしょう。
文例は、参列へのお礼はすでに会葬礼状で済ませており、改めてお礼を伝えたい場合を想定しています。
先日は父○○の葬儀で受付を手伝ってくれて 本当にありがとう
忙しい中、力を貸してもらえてとても助かりました
おかげで無事に葬儀を終えることができました
生前から父のことを気にかけてくれていたことにも 家族一同感謝しています
本来なら直接お礼を伝えたいところ メール(LINE)での連絡になってしまってごめんなさい
改めて本当にありがとう
遠方から葬儀に参列してくれた方へのお礼
遠方からわざわざ駆けつけてくれた方へのお礼は、参列へのお礼に加え、忙しい中時間を作ってくれたことへの感謝も伝えられるとよいでしょう。
文例は、参列へのお礼はすでに会葬礼状で済ませており、改めてお礼を伝えたい場合を想定しています。
先日は父○○の葬儀に遠いところ足を運んでくれて 本当にありがとう
忙しい中 最後のお別れに来てもらえて 家族一同とても感謝しています
おかげさまで 無事に葬儀を終えることができました
本来なら直接お礼を伝えたいところ メール(LINE)での連絡になってしまってごめんなさい
また改めてお礼をさせてください
葬儀に参列できなかった人から弔電をいただいた場合のお礼
弔電をいただいた場合は、葬儀後にお礼状をお送りするのが正式ですが、親しい間柄で普段からメールやLINEで連絡をとっている方であれば、メールやLINEでお礼をお伝えする方法もあります。その場合は、次のようにお伝えできるとよいでしょう。
先日は父○○の葬儀に際して 弔電を送ってくれてありがとう
温かい言葉をいただいて 家族みんなとてもありがたく思っています
おかげさまで 無事に葬儀を終えることができました
本来なら直接お礼を伝えたいところ メール(LINE)での連絡になってしまってごめんなさい
父のことを気にかけてくれて 本当にありがとう
落ち着いたら またゆっくり話そうね
供花・供物をいただいた場合のお礼
葬儀の際に、供花や供物をいただいた場合も、葬儀後にお礼状をお送りするのが正式ですが、親しい間柄で普段からメールやLINEで連絡をとっている方であれば、メールやLINEで連絡する方法もあります。
その場合は、次のようにお伝えできるとよいでしょう。
このたびは 父○○の葬儀に際し
心のこもったお花/お供え物を贈ってくれて 本当にありがとう
温かい心遣いに 家族一同心より感謝しています
お贈りいただいたお花/お供え物は ありがたくお供えさせてもらいました
おかげさまで 葬儀を無事に終えることができました
本来なら直接お礼を伝えたいところ メール(LINE)での連絡になってしまってごめんなさい
まずはお礼をお伝えしたくて連絡しました
本当にありがとう
葬儀のお礼をLINEで伝えるときの注意点
葬儀のお礼をLINEで伝える時は、普段のLINEのようにスタンプや絵文字を多用することは控えたほうがよいでしょう。
また、普段はくずした言葉でやり取りしている方にも、いつもより丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。
グループで繋がっている複数の相手に同じ内容を送りたい場合でも、一斉送信ではなく、なるべく個別に連絡するようにしましょう。
葬儀のお礼メール・LINEでは忌み言葉を避ける
弔事のお手紙などでは、忌み言葉を避けることもマナーの一つです。
忌み言葉とは、縁起の悪いことや不吉なことを連想させる言葉を指します。たとえば、不幸が重なることを連想させる「ますます」「いろいろ」「重ね重ね」などの重ね言葉や、「病」「死」「苦」など、死や苦しみを直接連想させる言葉、「再び」「追って」「続いて」など、不幸が再び起こることを連想させる言葉などがあります。
親しい間柄の方へ送るメールやLINEであっても、人によっては気にする可能性もあるため、忌み言葉が含まれていないか確認してから送るようにしましょう。
句読点は使わない?
弔事の手紙などの文章では、句読点を避けるのが一般的なマナーとされています。ただし、親しい相手とのメールやLINEでは、普段のやり取りに合わせて句読点を使うこともあります。
より丁寧な印象にしたい場合は、句読点を使わない文章にするなど、相手との関係性や状況によって使いわけるようにしましょう。
葬儀後は、相手との関係性に合わせて感謝を伝えましょう
葬儀の際に弔電や供花・供物をいただいた場合、葬儀後にお礼状をお送りするのが正式なマナーですが、普段からメールやLINEで連絡を取り合っている親しい間柄の方であれば、メールやLINEでお礼をお伝えすることもあります。
葬儀後のお礼は、相手との関係性やその時の状況に合わせて、お礼を伝える方法を使いわけることが大切です。
相手への感謝の気持ちを忘れず、失礼のないよう心を込めてお礼をお伝えしましょう。
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