家族葬の知識

2026.09.09

白木位牌から本位牌へ|四十九日までに用意する位牌の選び方と費用

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白木位牌から本位牌へ|四十九日までに用意する位牌の選び方と費用

葬儀が終わり、四十九日法要の準備に取りかかる際、本位牌をどうするか迷われるご遺族は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

「位牌には、どんな種類があるの?」

「費用はどれくらいかかる?」

「白木位牌とは何が違うの?」

など、位牌に関するよくある疑問について、わかりやすく解説します。

本位牌を選ぶときのポイントや、手配する際の費用の目安四十九日までに準備しておきたいことなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の執筆・監修者

家族葬アドバイザー
葬祭ディレクター1級

日髙 広宣

家族葬のタクセル 葬祭プランナー/葬祭ディレクター(1級)の日髙 広宣です。葬祭業界に携わって25年、これまで栃木・茨城県・群馬県など地域を中心に2,000件以上のご葬儀のお手伝いをしてまいりました。地域ごとに異なる風習やしきたりにも配慮し、ご家族お一人おひとりに寄り添ったご葬儀をご提案しています。

この記事でわかること

白木位牌と本位牌の違い
本位牌に取り替える時期の目安
塗位牌や唐木位牌など種類と特徴
費用の相場と別途かかるお布施

白木位牌と本位牌の違い

まず、白木位牌と本位牌の違いについて確認しておきましょう。

白木位牌とは

白木位牌とは、葬儀の際に祭壇に祀られる位牌です。文字どおり白木でできており、戒名や俗名、没年月日などが記されています。

白木位牌は、葬儀から四十九日法要までの間に用いる仮の位牌で、一般的には四十九日法要を一つの区切りとして本位牌に取り替えます。葬儀に間に合うよう、葬儀社が用意することが一般的なため、ご遺族が事前に手配する必要はありません

本位牌とは

本位牌とは、四十九日以降永く用いられる正式な位牌です。白木位牌と同じく故人の戒名や俗名、没年月日などが記されています。

また、本位牌には、塗位牌、唐木位牌、モダン位牌などさまざまな種類があります。一般的には、ご遺族が手配し、四十九日法要までに白木位牌と取り替えます

白木位牌から本位牌に変えるのはなぜ?

仏教の多くの宗派では、四十九日を一つの区切りとして、故人の死後の行き先が定まると考えられています。

仏教では、亡くなってから四十九日までの期間、故人はこの世とあの世の境にいるとされ、七日ごとに行われる裁きを経て、四十九日目に最後の審判を受けるという考え方があります。そして、四十九日を迎えることで故人の行き先が定まり、浄土へ往生するとされています。

そのため、一般的には四十九日法要を一つの区切りとして、それまで使用していた白木位牌から本位牌へと取り替えます。

四十九日法要では、宗派や寺院の考え方に応じて、本位牌を供養の対象として祀るための「開眼供養(魂入れ)」、白木位牌については「閉眼供養(魂抜き)」などを行うことが一般的です。具体的な方法や呼び方は宗派や寺院によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

本位牌はいつまでに用意する?

四十九日法要までに本位牌を用意することが一般的です。

本位牌は戒名などの文字入れや加工に時間がかかるため、完成までには1〜2週間程度みておく必要があります。職人による絵付けなど特殊な加工をする場合は、3週間〜1ヶ月程度かかる場合もあります。そのため、四十九日法要の日程が決まったら、なるべく早めに手配しておくと安心です。

特に、文字の内容や位牌の種類について寺院への確認が必要な場合は、余裕を持って準備しましょう。

四十九日に間に合わない場合はどうする?

まずは寺院や葬儀社、位牌を依頼した仏具店などに相談しましょう。

どうしても間に合わない場合は、四十九日法要は白木位牌のままで執り行い、本位牌が届いてから改めて供養を行うという方法もあります。

ただし、具体的な方法や時期は宗派や寺院によって異なるため、自己判断せず、寺院に確認することが大切です。

また、仏具店によっては通常より短期間で仕上げるサービスに対応している場合もあります。本位牌の手配が遅れてしまった場合は、納期について相談してみるとよいでしょう。

本位牌にはどんな種類がある?

本位牌にはさまざまな種類があるため、どれを選べばよいかで迷われる方も多いのではないでしょうか。ここでは、本位牌の主な種類とその特徴をご紹介します。

塗位牌(ぬりいはい)

檜や松などの木材の表面を漆塗りなどで仕上げた、光沢のある見た目の位牌です。本漆塗りのものは比較的高価ですが、合成漆や樹脂塗装のものには、比較的手頃に手に入れられるものもあります。

金箔や蒔絵などの装飾を施した伝統的な手法で仕上げられているものもあり、素材や仕上げによって幅広い価格帯から選ぶことができます。

唐木位牌(からきいはい)

黒檀や紫檀といった高級木材を素材に作られた位牌です。木材本来の木目や風合いを活かした落ち着きあるデザインの位牌が多いのが特徴です。

モダン位牌

従来の位牌にとらわれない、自由な材質選びやデザインが特徴の位牌です。木材だけでなく、ガラスや天然石を用いた位牌もあります。現代の住まいになじみやすいデザインのものが多く、モダン仏壇と合わせて用いられることが多いです。

天然木位牌(てんねんもくいはい)

木材の種類や木目を生かしたデザインが多く、木の自然な風合いを楽しめるのが特徴です。塗装を施していないもののほか、木の質感を生かした仕上げのものもあります。

繰り出し位牌(くりだしいはい)

繰り出し位牌は、位牌の内部に複数の札を納められるようになっており、複数の故人の位牌を一つにまとめて祀ることができます。先祖の位牌が複数ある家庭などで用いられることが多く、「回出位牌(くりだしいはい)」と書かれることもあります。

本位牌の選び方|4つのポイント

次に、本位牌を選ぶ際の4つのポイントをご紹介します。

宗派や寺院の考え方を確認する

仏教の中でも宗派によって考え方が異なります。たとえば浄土真宗は、本位牌ではなく法名軸や過去帳などを用いることがあります。そのため、本位牌を手配する前に、ご家庭の宗派や寺院の考え方を確認しておくと安心です。

仏壇や安置場所に合うサイズを選ぶ

仏壇など、実際に位牌を安置するスペースに合うサイズを選ぶことも重要です。すでに複数の位牌がある場合は、実際に並べた時のバランスも考えながら適したサイズのものを選びましょう。

既存の位牌とのデザインのバランスを考える

すでに既存の位牌があれば、並べたときに違和感のないデザインを選ぶことも重要です。必ずしも同じ種類でそろえる必要はありませんが、既存の位牌と色や形、質感などを合わせると、まとまりのある印象になります。

故人や家族に合ったデザインを選ぶ

故人の好んでいたデザインや雰囲気のものを選ぶのもよいでしょう。また、毎日目にする家族が気持ちよく手を合わせることができるよう、仏壇や住まいにあったデザインであることも大切です。

本位牌の費用相場はどれくらい?

本位牌は、1万円台〜10万円以上のものまであり、材質やデザインによっても大きく異なります。

また、戒名などを彫る文字入れが含まれた値段か、別途必要になるかなども販売店によって異なるため事前に確認しておくと安心です。

大まかな費用感は、下記を参考にしてください。

位牌の種類 費用の目安
塗り位牌 1〜10万円程度
唐木位牌 2〜8万円程度
モダン・天然木位牌 2〜6万円程度

本位牌以外にかかる費用

本位牌を用意する際は、位牌本体の費用だけでなく、白木位牌の閉眼供養(魂抜き)や、本位牌の開眼供養(魂入れ)にかかるお布施や白木位牌の処分費用なども、予算に含めておくと安心です。

また、法要のために僧侶にお越しいただく場合は、お布施のほかに御車代や、法要後の会食に僧侶が参加されない場合にお渡しする御膳料が必要になることもあります。

僧侶にお渡しする費用には、主に以下のようなものがあります。

お布施:供養や法要を執り行っていただいたことへのお礼

御車代:僧侶に寺院などから法要の場所まで移動していただく場合にお渡しする交通費相当の費用

御膳料:法要後の会食に僧侶が参加されない場合に、お食事代の代わりとしてお渡しする費用

お布施などの金額は、宗派や地域、寺院との関係性などによっても異なるため、決まった金額があるわけではありません。そのため、あらかじめ菩提寺に確認しておくと安心です。

以下はあくまで一つの目安として参考にしてください。

お布施:開眼供養・閉眼供養 各3万円〜5万円程度

御車代:5千円〜1万円

御膳料:5千円〜1万円

また、白木位牌は、本位牌への取り替え後に寺院などでお焚き上げをしてもらうことがあります。お焚き上げを依頼する場合の費用も寺院によって異なりますが、2,000円~1万円程度が一つの目安です。

なお、供養の方法や費用は宗派や寺院によって異なるため、実際に必要となる費用については、事前に寺院へ確認しておきましょう。

本位牌は四十九日までに余裕を持って準備しよう

本位牌は、四十九日法要の際に僧侶に開眼供養(魂入れ)を行なってもらうことが一般的です。位牌の依頼からご自宅に届くまでには、最短でも1〜2週間程度みておく必要があるため、葬儀後、なるべく早めの手配が安心です。

また、絵付けなど特殊な加工を施す場合は、3週間〜1ヶ月程度かかる場合もあります。そのため、本位牌の手配は四十九日法要に間に合うよう、余裕のあるスケジュールで進めることが大切です。

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よくあるご質問

  • 本位牌はいつまでに用意すればよいですか?

    四十九日法要までにご用意いただくのが一般的です。戒名などの文字入れや加工に1〜2週間程度、職人による絵付けなど特殊な加工を施す場合は3週間〜1ヶ月程度かかることがあります。四十九日法要の日程が決まったら、なるべく早めに手配されると安心です。

  • 四十九日に本位牌が間に合わない場合はどうすればよいですか?

    まずは寺院や葬儀社、位牌を依頼した仏具店にご相談ください。どうしても間に合わない場合は、四十九日法要は白木位牌のまま執り行い、本位牌が届いてから改めて供養を行うという方法もあります。方法や時期は宗派や寺院によって異なりますので、自己判断せず寺院にご確認ください。

  • 本位牌の費用はどのくらいかかりますか?

    材質やデザインによって異なり、1万円台から10万円以上のものまであります。目安は塗り位牌が1〜10万円程度、唐木位牌が2〜8万円程度、モダン・天然木位牌が2〜6万円程度です。このほか開眼供養・閉眼供養のお布施や白木位牌の処分費用も予算に含めておくと安心です。

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