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2023.03.28

【納棺式とは?】いつ何をする?流れやマナー、注意点を徹底解説

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故人様を棺へと納めることを納棺(のうかん)といいます。
故人様の来世での安寧を願って棺に納める納棺式は、ご家族様が故人様とゆっくり触れ合える最後の機会でもあります。
そんな納棺式ですが、基本的には近親者のみで行う儀式のため、お通夜や告別式以上にわからないことが多いと思います。

今回は納棺式とは何か。いつ誰がなにをするのかなどの流れを、注意点も交えて解説していきます。

納棺式とは、お通夜の前に行う旅支度の儀式

人が亡くなってからあの世へと旅立つまでの間に、残された人はいくつかの儀式を通して故人様を弔います。納棺式はその葬送儀礼のうちの一つで、ご逝去からお通夜までの間におこなう儀式になります。

仏教的には無事に来世に行けるようにと祈りを込めて、あの世へ旅立たれる旅支度をするという意味合いがあり、故人様の身を清めて、身支度を整え、副葬品とともに棺に納めます。

納棺式は「誰が」「いつ」「どこで」おこなう?

納棺式はご家族などの近親者と葬儀社のスタッフのみで行います。儀式の中に故人様の肌が露出する内容が含まれるため、友人・知人・同僚の方などは、お通夜・告別式から参列してもらいましょう。

納棺式に要する時間はだいたい30分〜1時間程度ですが、じっくりと行った場合は2時間程かかる場合もあります。基本的にお通夜までに終わらせておけば、いつおこなってもよいので、納棺式に要する時間から逆算して、お通夜に間に合うようにスケジュールを組むようにしましょう。

また納棺式は、基本的にご遺体を安置している場所でおこないます。
葬儀場で納棺式をおこなう場合は、お通夜の3〜4時間前、ご自宅など斎場以外の霊安室で安置している場合は、斎場までの移動時間を考え余裕を持ったスケジュールでおこないます。

納棺式は「どんなこと」をおこなう?

続いては、納棺式の内容についてです。ここでは仏式の納棺式についてご紹介します。
一つ一つの行為には仏教的な意味が込められているので、心を込めて行いましょう。

① 末期(まつご)の水を飲む

これは、故人様の口元を湿らせて「喉の渇きを潤す」ための行為です。
昔は臨終の時に行っていましたが、今は死後に行うのが一般的です。

<やり方>
血縁の濃い人から順に、箸の先で脱脂綿に水を含ませたものをつまんで故人様の唇にあてていきます。

<順番>
配偶者▷子ども▷親▷子どもの配偶者▷孫 

②湯灌(ゆかん)

湯灌とは、身体を洗い清めることをいい、故人様が「生前まとっていた穢れや煩悩を洗い落とす」という意味が込められています。
一昔前はたらいにお湯をはり洗っていましたが、現代では専用の機械で洗う場合がほとんどです。湯灌の代わりにアルコールを含んだ綿で身体を清める清拭(せいしき)という方法もあります。

湯灌は、葬儀社のセットプランでは湯灌はオプションになっていることが多いので、希望する場合は事前に確認しておきましょう。
またご逝去から火葬までに時間を要する場合などは、湯灌の代わりにご遺体の防腐・殺菌ができるエンバーミングという化学処理が必要になる場合もあります。

③死化粧

死化粧は、臨終の苦しみを取り除き穏やかな表情で旅立てるように、またご家族様が故人様のお顔をきちんと見てお別れができるように、生前の尊厳を守りご家族の悲しみを癒すという意味合いが込められています。また化粧というと女性だけと思われがちですが、男性にも行います。

具体的にどのようなことをおこなうかは以下のとおりです。

・髪に櫛を通して整える
・爪を切る
・男性の場合は髭を剃る
・女性は薄く化粧をして血色をよく見せる(男性にもする場合があります)
・頬に膨らみを持たせるために口の中に綿を入れる

死化粧も葬儀社のセットプランではオプションとなっていることが多いので、事前に確認しておきましょう。

④死装束(しにしょうぞく)を着せる

あの世への旅立ちに適した服装を死装束といいます。宗教宗派によって色々な種類がありますが仏教では経帷子(きょうかたびら)といった白麻もしくは白木綿の衣装を着せるのが一般的です。

衣装以外には、笠や杖、草鞋、頭陀袋、三角頭巾などの装具を着用させたり、三途の川の渡賃として六文銭を持たせるのが慣習です。現代は紙に印刷した六文銭が使われるます。

また、故人様が愛用していた洋服を着せたいといったご希望がある場合は、事前に葬儀社に相談してみましょう。

⑤納棺する

諸々の準備が整ったら最後に故人様を棺にお納めします。昔はご家族様が故人様の体を支えて棺に納めていましたが、最近は葬儀社のスタッフがおこなうこともあります。最後に両手を胸の上で組ませ、髪や装束に乱れがあれば整えます。

⑥副葬品を納める

故人様を棺に納めたら、生前故人様が愛用していた品々も一緒に棺に入れていきます。
副葬品は故人様への手向の品としてご家族が選んで納めます。
最終的には火葬されるものなので「燃えるもの」「燃えやすいもの」を基準に選びましょう。

以下は一例です。

<副葬品の例>
・故人様が写っている写真
・愛用していた服
・手紙
・好物だったお菓子
・タバコ
・趣味のもの(手芸用品・楽譜・写真など)
・人形(プラスチック製以外)
・折り鶴

<副葬品として納めてはいけないもの>
・ガラス製のもの
・金属製のもの
・革製のもの
・燃えにくいもの(CD・DVD・パソコンなど)
・プラスチック製のもの
・ライター
・お金
・生きている人が写っている写真
・水分を多く含むもの(スイカなど大きな果物は切って入れる)
・缶・ビン
・分厚い本

⑦棺にフタをして終了

すべてを納めたら、棺にフタをして合掌します。地域や宗派によっても異なりますが、この時はフタをするだけで釘打ちはしないのが一般的です。フタをしたら棺に布をかけ、祭壇に安置して通夜がはじまるのを待ちます。

納棺式の服装のマナーと注意点

納棺式の服装ですが、基本的に斎場でおこなう場合は喪服が適しています。またご自宅で行う場合は男性はダークトーンの落ち着いたスーツ、女性は落ち着いた色のワンピースなど平服でもよいとされています。

ただしご自宅でも、納棺式から通夜式までにあまり時間があいていない場合はわざわざ着替えるのも大変なので、喪服で参列されることをお勧めします。

もちろん葬儀同様に、露出の多い服装、殺傷を思わせる革製の服、派手な柄物の服、結婚指輪以外のアクセサリーなどは避けるのがマナーです。

またお子様がいらっしゃる場合は、制服を持っているご年齢であれば制服を着用します。未就学のお子様は、黒やダークグレー、ネイビーなどの落ち着いたトーンの服装を組み合わせて用意しましょう。

宗教・宗派・地域によっても異なる納棺の作法

今回お伝えしたのは仏式の納棺式の作法ですが、納棺の仕方は宗教・宗派によっても違いがあります。
例えば浄土真宗では、亡くなった方は四十九日を待たずにすぐに仏になる往生即成仏という考えのもと死装束を用いません。また神道やキリスト教でも仏教と同じく湯灌・死化粧・死装束を着せますが、装束の種類は神道は神衣(カムイ)、キリスト教は生前愛用していた衣装を用います。
また地域によっても独自のマナーがある場合がありますので、わからないことは葬儀社やお寺に相談してしておくと安心です。

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この記事を書いた人

家族葬アドバイザータクセル 太郎

家族葬のタクセル 家族葬アドバイザーのタクセル 太郎です。家族葬についてたくさん解説いたします。ご不明点などありましたら、何なりとお申し付けください。

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