家族葬の知識

2023.11.08

エンディングノートとは?書く内容や書き方を解説します

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最近は、「終活」の一環としてエンディングノートを作成している方も多いと思います。
エンディングノートとは決して死へ向かうために書くものではなく、残りの生をどのように生きるかを考え、頭の中を整理するために作成するものです。エンディングノートを書くことによって、いろんな意味で自分の人生に向き合うことができます。今回はエンディングノートに書くべき内容や書き方について解説します。

この記事でわかること

エンディングノートの役割
遺言書との違いと使い分け
書いておきたい主な内容
選び方と書き進め方のコツ

エンディングノートとは?(遺言書との違い)

自分の死後、家族や親しい人に対して、大切なモノの保管場所や資産について、そのほかさまざまなご希望や伝えたいメッセージなどを書き残したノートのことをエンディングノートといいます。エンディングノートに記載すべき内容には特に決まりごとはありませんが、相続のこと葬儀の希望お墓や遺言書のことなどを記録しておくことが多いようです。もちろん、ご家族へ残したいメッセージや自分史を書き記しておいてもよいでしょう。エンディングノートは市販のものもありますが、好きなのノートにご自身が残したいメッセージを自由に書き記しておけば問題ありません。

遺言書とは何が違うの?

遺言書とエンディングノートは、法的な効力のあるかという点に違いがあります遺言には法的効力があり、エンディングノートには法的効力はありません。そのため相続についての希望をエンディングノートに記録したからといって、100%希望通りになるわけではないということは覚えておきましょう。相続についてどうしても叶えたい希望がある場合は、エンディングノートだけではなく、必ず遺言書も作成しておくことをおすすめします。

しかし遺言書には法的効力がある分、決められた形式に則った形で書かなくてはなりません。それに反してエンディングノートには、好きなことを自由な形式で書くことができるという違いがあります。

エンディングノートの選び方・書き方

ここからはエンディングノートの選び方書く内容について具体的にお伝えしていきます。

どんなノートを選べばよいの?

エンディングノートは、市販のノートや手持ちのノートに書きたいことを自由に記していくものです。何を書いても自由ですが、何を書けばよいかわからないという方のために、あらかじめ項目が用意されているエンディングノートも販売されています。インターネットでも購入することができるので気になる方は探してみてください。

エンディングノートに書いておきたい内容

エンディングノートには以下の項目を書いておくと安心です。

①自分自身のこと
②個人情報について
③葬儀の希望について
④お墓の希望について
⑤相続財産の内容や希望など
⑥遺言について
⑦友人・知人の連絡先
⑧医療・介護について
⑨ペットについて
⑩家族へのメッセージ
⑪自分史

それではさっそく、それぞれの項目について詳しく解説していきます。

①自分自身のことについて

まず初めにご自身の自己紹介のようなページをつくっておくとよいでしょう。
記載する内容は以下を参考にしてください。

趣味や特技、好きな食べ物なども書いておくと、万が一介護が必要になった際にヘルパーさんが確認することもできるので、ぜひ、自己紹介をするつもりで書いてみてください。

✔︎お名前
✔︎生年月日
✔︎住所
✔︎本籍地
✔︎血液型
✔︎趣味
✔︎特技
✔︎好きな食べ物
✔︎愛読書
✔︎好きな映画

②個人情報について

インターネットや携帯電話など利用しているサービスのログインID/パスワードや、マイナンバー・運転免許証・パスポートなどの個人を特定するものの保管場所などもエンディングノートに記載しておきましょう。そのほか、ご自身しか知りえない細かい個人情報があれば、一箇所にまとめて記載しておくと、相続やサービスの解約などの各種手続きの際にご家族が探す手間が省けて助かります。

✔︎マイナンバーカード
✔︎運転免許証
✔︎パスポート
✔︎健康保険証番号
✔︎年金番号
✔︎パソコンのログインID /PASS
✔︎スマートフォンのロック解除ID
✔︎SNSのアカウント ID /PASS

③葬儀の希望について

家族葬や火葬式などの希望する葬儀スタイルや葬儀に誰を呼びたいかどんな葬儀にしたいかなどを記しておくと、ご家族が参考にすることができます。また事前に葬儀社を選んでおけば、いざという時に葬儀社選びでご家族の手を煩わせることもありません。

✔︎希望する葬儀社
✔︎希望する葬儀スタイル(家族葬・一般葬・一日葬・火葬式など)
✔︎遺影写真の希望(この写真を使ってほしいなど)
✔︎葬儀の内容についての希望(音楽をかけて楽しく送り出して欲しいなど)
✔︎ご自身の信仰している宗旨宗派
✔︎菩提寺の連絡先

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④お墓の希望について

葬儀同様、納骨方法や納骨場所についての希望もあれば伝えます。
たとえば〇〇湾に散骨してほしい、〇〇納骨堂に納骨を希望しているなど、具体的な希望があれば書いておきましょう。

✔︎納骨方法について
✔︎納骨場所について
✔︎お墓の連絡先

⑤相続財産の内容や希望など

相続の手続きはやるべきことが多岐に渡るため、残されたご家族にとって負担の大きいものです。そのため財産・資産の内容が一目見てわかるようにまとめられてあるとご家族も助かります。また、通帳や印鑑、年金証書や保険の証書などの保管場所もわかるように記載しておくとよいでしょう。もし借金がある場合はそちらも記載しておきましょう。借金もマイナスの財産として相続されることになります。

なお後々のトラブルにならないためにも、エンディングノートに相続財産について記載する場合は、正確な情報を書くよう心がけてください。

✔︎預貯金の内容(通帳の場所・預け先・口座番号・あればID /PASS)
✔︎不動産
✔︎株券・債券・投資信託など
✔︎貴金属
✔︎骨董品やアートなど
✔︎その他金庫などに預けている財産
✔︎加入している生命保険・受取人
✔︎借金

⑥遺言について

もし遺言書を作成してあるのであれば、そのことについても記載しておきましょう。遺言書には自筆証書公正証書遺言秘密証書遺言の3種類があります。遺言の種類と保管場所をわかるようにしておくと安心です。

⑦友人・知人の連絡先

万一の時には連絡してほしい親しい友人・知人や親族がいれば、連絡先を書いておくと安心です。住所・電話番号・メールアドレスなどに加え、訃報を伝えて欲しい人とそうでない人をわかるようにしておくとよいでしょう。

⑧医療・介護について

万が一ご自身が認知症などでうまく意思疎通ができなくなってしまった場合のことを想定し、ご自身のアレルギーや薬などで気を付けるべきことなどがあれば書いておくと安心です。また延命治療や臓器提供などについても、もし強い希望があるのであれば記載しておくとよいでしょう。ただし、いずれもセンシティブな内容になるため、事前にご家族と話し合っておくことをおすすめします。

⑨ペットについて

もしペットを飼われている場合は、ご自身がお世話することができなくなった時のことを考えると心配だと思います。自分の死後もペットが不自由なく生活できるよう、ペットの名前や年齢、かかりつけ医、持病、好きな食べ物など、できるだけ細かく情報を残しておくと安心です。

✔︎名前
✔︎年齢
✔︎犬種
✔︎好きな食べ物
✔︎持病
✔︎かかりつけ医(住所・電話)

⑩家族へのメッセージ

これまで人生を共にしてきたご家族や大切な方へ、残したいメッセージがあれば書き記しておきましょう。もしご友人へのメッセージがあれば、ご家族から伝えてもらうよう記しておくとよいでしょう。

⑪自分史

幼少期から学生時代、結婚生活や育児生活など、今までのご自身の人生をゆっくり振り返りながら、自分の歴史を書き記しておきましょう。自分の人生の歩みを再確認することで、「やり残したことは何か」が見えてくるかもしれません。また、亡くなった後に、自分のことをご家族に知ってもらえるよいツールになってくれるのではないでしょうか。

エンディングノートに想いを託して

ご自身のことを改めて知る機会にもつながるエンディングノートは、自分の好きなことを再確認したり、これまでの歩みを振り帰って残りの人生に活かしたり、人生を見つめ直す機会を与えてくれるものです。それと同時に、自分の死後、ご家族が苦労しないよう必要な情報や希望などをまとめておくためのものでもあります。またエンディングノートをはじめるのに早すぎるということはありません。残りの人生を前向きに生きるためにも、思い立った時にはじめてみてください。

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よくあるご質問

  • エンディングノートとは何ですか?遺言書との違いは?

    自分の死後、家族へ伝えたい資産の保管場所や葬儀の希望などを自由に書き残すノートです。遺言書と異なり法的効力はないため、相続の希望を確実に叶えたい場合は遺言書も別に作成しておくことをおすすめします。

  • エンディングノートには何を書けばいいですか?

    自分自身の情報や個人情報、葬儀・お墓の希望、相続財産の内容、遺言、友人の連絡先、医療・介護の希望、ペットのこと、家族へのメッセージ、自分史など、決まりはなく自由に記載できます。

  • エンディングノートはいつから始めればいいですか?

    早すぎるということはなく、思い立った時に始めるのがよいとされています。残りの人生を前向きに生きるための、自分と向き合う機会にもなります。

  • 葬儀の希望はどのように書いておくとよいですか?

    希望する葬儀社や葬儀スタイル、遺影に使いたい写真、宗旨宗派や菩提寺の連絡先などを具体的に記しておくと、ご家族が困らずに済みます。事前相談も可能なので早めの相談がおすすめです。

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