「お墓参りをする時期や方法に決まりはあるの?」
そんな疑問をお持ちではないですか?お墓参りをする際の服装や適切な時間帯なども気になるところだと思います。
そこで今回は、お墓参りの方法や基本マナーをご紹介します。お墓参りに適した時期や持っていくとよいものなどもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
お墓参りに適した時期は?
お墓参りは基本的にいつ行ってもよいですが、一般的には故人の命日や月命日、お盆やお彼岸、年末年始などに合わせて行く人が多くなっています。いつ行かなければならないという決まりはないので、ご先祖様に報告したいことがあるタイミングや、お墓の掃除や花の入れ替えが必要なタイミングなど、思い立ったときにお参りをするということでもまったく問題はありません。
【一般的にお墓参りに行く人が多い時期】
●お盆:8月11日〜16日 ※地域によって異なる場合があります
●お彼岸
春:春分の日を中日とした前後3日間
秋:秋分の日を中日とした前後3日間
●年末年始:12月29日〜1月3日
●命日:故人がお亡くなりになった日と同じ月の同じ日(毎年)
●月命日:故人がお亡くなりになった日と同じ日(毎月)
避けた方がよいとされている日もある
ただし、お墓参りを避けた方がよいとされている日もあります。それは仏滅の日、友引の日、毎月29日、大晦日です。
【仏滅や友引】
中国から伝わった占いの一種である「六曜」において、その日の吉凶を表す言葉で、「仏滅」は最も凶とされる日として避けられており、「友引」は友を(あの世に)引きつれていくことを連想させるため、葬儀やお墓参りを避ける人がいます。
ただ、実際は仏教と六曜は無関係なので迷信の一つといってよいでしょう。ただし、気にする人がいるということは念頭においておきましょう。
【毎月29日と大晦日】
年末年始は親族が集まりやすい時期でもあるため、お墓参りに行く人も多いと思います。しかし、12月31日(大晦日)は、正月飾りの一夜飾りから「お通夜」を連想させるため縁起が悪いとされています。また、毎月29日も「二重苦」を連想させることから不幸が重なると捉えられるため避ける人が多くなっています。
ただし、これらの日は避けられているというだけで、お墓参りを絶対にしてはいけないという日ではなく、基本的にお墓参りは、いつ行っても問題ありません。
お墓参りに適した時間帯は?
お墓参りは午前中に行うのがよいとされています。というのも、何かのついでにお墓参りをするのではなく、ご先祖様を最優先にすべきという考え方に基づいています。また、明るいうちにお墓参りに行くことで、時間にも余裕が生まれ、丁寧にお墓の掃除ができ、ご先祖様と向き合う時間が長く取れるというメリットもあります。
お墓参りの仕方
次に、実際にお墓に行ってすることをお伝えします。
お墓参りは、以下の手順で行います。
1. 寺院墓地の場合は本堂にお参りをする
2. ローソクに火を灯す
3. 墓前で合掌し、周囲のゴミなどを拾う
4. 墓石に水をかけキレイに掃除をする
5. 花立ての水を替えて新しい花を生ける
6. 水鉢にキレイな水を入れる
※水鉢=花立ての間に設置されているくぼみのこと(浄土真宗や神道のお墓にはありません)
7. お供物を置く
8. 線香をあげて合唱する
仏教では火は大切なものとして捉えられているため、お墓参りでは、周囲の邪気を払い不浄を取り除いてくれるものとして、最初にローソクに火を灯します。ただし、掃除に支障が出る場合は、掃除が終わってから点火してもよいでしょう。
墓石の掃除は、毎回ではなく、年に一回などタイミングを決めて行なってもよいです。また、お供物やローソクは、お参りが終わったら持ち帰ることがマナーです。お供物を置きっぱなしにしてしまうとカラスなどが散らかして、周囲の迷惑になってしまう可能性があるので注意しましょう。
お墓参りの服装と持ち物
続いて、お墓参りに適した服装と持ち物をご紹介します。
お墓参りの服装
お墓参りに行く時の服装は、基本的には普段着で問題ありません。ただし、できれば派手な色柄の服や、露出の高い服などは避け、黒、ネイビー、グレー、茶色など落ち着いた色の動きやすい格好で行くことをおすすめします。夏はどうしても薄着になりがちですが、お墓ではカーディガンを羽織るなど、肌が露出しすぎないように工夫をしましょう。露出を避けるのは、ご先祖様に会いに行く際のマナーでもありますが、寺院や霊園周辺は虫が多いこともあるため、虫刺さされを防止する目的も兼ねています。
また、仏教では殺生を禁忌としていることから、革製品、爬虫類等の型押しの小物、アニマル柄なども避けましょう。
お墓参りの持ち物
お墓参りの持ち物は以下の通りです。
お線香
マッチやライター
ローソクとローソク用のスタンドや皿
掃除用具(スポンジ・歯ブラシ・軍手・ゴミ袋など)
水を汲むバケツや柄杓は、霊園が用意してくれていることもあります。また線香やお花はその場で購入できることもあるので、必要に応じて持参しましょう。
掃除をする場合は、墓石が傷つかないよう柔らかい素材のスポンジを持参しましょう。細かい部分の汚れを落とすには使い古しの歯ブラシなどが便利です。ゴミ拾いや草むしりをした場合のゴミを持ち帰る用にゴミ袋も忘れないようにしましょう。
お墓参りでやってはいけないこと
最後に、お墓参りの基本マナーとして、やってはいけないことをお伝えします。
ローソクや線香の火は口で吹き消さない
仏教では、人の口から出るものは不浄とされているため、ローソクや線香の火は口で吹き消さずに、手で仰ぐなどして消しましょう。
トゲや毒のある花はお供えしない
バラやアザミのように、トゲや毒のある花は、仏教の禁忌である殺生をイメージさせるため、供花として適していません。ただし「故人がバラが好きだったから」など特別な理由がある場合には、トゲを処理して供えることは可能です。
早朝や深夜のお墓参りは避ける
早朝や深夜は墓地や霊園の開門時間外であることが多いです。また暗い時間のお墓参りは掃除などの作業がしにくく、何かにつまずいて転んでしまったりするリスクもあるため避けた方がよいでしょう。
他家のお墓に入らない
他家のお墓に入ることはマナー違反です。ものを置いたり、手などをついたりすることも避けましょう。
お墓参りはルールを守って気持ちよく行おう
基本的にお墓参りは好きな時に行って問題ありませんが、墓地や霊園の開門時間外は避け、なるべく午前中に済ませることが推奨されています。服装は露出を避けた動きやすい格好で、派手な色柄ものや殺生をイメージさせる革製品などは避けるようにします。お墓参りでは掃除をした後にお参りをし、ゴミやお供物は持ち帰るなど、ルールを守って行いましょう。
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