
葬儀は、天候に関わらず行われることがほとんどです。
2025年〜2026年にかけての雪予報は、平年並みかやや多めとの予報も出ており、葬儀当日に雪が降ってしまうということも考えられます。そのため、万が一葬儀の日が雪になってしまった時のために、防寒対策や靴の履き替えなどのポイントを押さえておくと安心です。
そこで今回は、雪の日の葬儀の服装や移動で注意すべきことをまとめました。雪の日の葬儀では、礼儀を守りつつ、防寒や安全も考えた対策を一人ひとりが心がけておくことが大切です。
目次
雪でも葬儀は行われます
基本的に雪が降っていても、葬儀は予定通り行われることがほとんどです。火葬場の予約がある関係で、大雪で道路が通行不能になったり、火葬場が停電などで稼働できなくなったりするなど特別な理由を除いては定刻通り行われることが原則となっています。
雪の日の葬儀の服装のポイント
雪の日の葬儀も、基本的には喪服で参列します。せっかくの喪服が濡れないように移動時にはシンプルなデザインのレインコートを着用することをおすすめします。
また冬場の葬儀は防寒対策としてコートやマフラー、手袋などを着用する方も多いと思います。着用していくこと自体は問題ありませんが、派手な色柄のものは避け、黒や紺、グレーなど地味な色合いの無地のものを選びましょう。 また、コートはカジュアルに見えやすいダウンやダッフルコート、トレンチコートはなるべく避け、ウールやカシミアのシンプルなデザインのものを選ぶとよいでしょう。
マフラーや手袋、コートなどには、毛皮や革製品を使っているものもありますが、「殺生を連想させる」ことや「贅沢な印象がある」ことから、弔事の場では避けた方がよいでしょう。
ちなみに葬儀会場に着いたら、コートなどの上着類は手荷物と一緒にクロークに預けるのが基本です。しかし、クロークが設けられていない会場では、手に持ったまま会場に入るよう案内されることもあります。その場合は、会場の案内に従いましょう。
【ポイント】
・雪の日も喪服を着用
・レインコートは地味なものを選んで着用
・コートはカジュアルに見えないデザインのものを着用
・マフラーや手袋もダークカラーの無地なら着用OK
・毛皮や革製品は避ける
足元や移動時の注意点
雪の日は、普段であれば防水機能のあるシューズや長靴を着用しますが、葬儀では男性は黒のフォーマルな革靴、女性は黒の布製または合皮製のパンプスが基本となるため、長靴や防水シューズを履いて行ってもよいのか迷われることと思います。
結論から申し上げると、長靴や防水シューズを履いて葬儀会場まで行くことは問題ありません。ただし、参列用の革靴やパンプスを持参し、会場で履き替えるようにしましょう。この時、会場まで履いてきた濡れた靴をしまうビニール袋があると便利です。
【ポイント】
・移動は長靴や防水シューズで問題ない
・長靴や防水シューズは会場で履き替える
・履いてきた濡れた靴を入れるため、ビニール袋を持参する
雪の日の葬儀のインナー・タイツ
コートやマフラーなど基本的な防寒着以外に、インナーで防寒する方法もあります。
雪の日の葬儀では、冬用の保温機能の高いインナーや裏起毛のインナーなどで寒さを凌ぐことをおすすめします。薄手の黒いニットを、ジャケットの下に重ね着するなどもよいでしょう。ただし、襟元や袖口からインナーやニットが見えてしまわないように注意しましょう。
また、女性は通常であれば30デニール以下のストッキングを履くことが喪服のマナーとなっていますが、雪の日など冬場は、分厚いタイツで防寒したくなることもあると思います。厚手のタイツはカジュアルに見えてしまうため避けた方がよいですが、60デニールのストッキングに近いタイツであれば、そこまでカジュアルに見えず許容範囲内でしょう。
【ポイント】
・襟ぐりが大きめの保温性の高いインナーを着用する
・薄手の黒いニットやセーターなら重ね着も可
・インナーや重ね着は外から見えないようにする
・女性のタイツは60デニール程度なら可
雪の葬儀でも安心な防寒具
葬儀会場までの移動や葬儀中の防寒具として優秀なのがホッカイロです。貼るタイプならインナーに貼っておけば、外から見えることなくあたたかさをキープできるのでおすすめです。また靴用のホッカイロなどもあるので、足元の防寒に活用するとよいでしょう。
雪の日の葬儀の服装でよくある質問
ここでは、雪の日の葬儀の服装で「よくある質問」をまとめました。
Q:白やベージュのマフラーや手袋はつけてもよいですか?
A:できればダークカラーの無地のものが望ましいです。ベージュや白も落ち着いた色ではありますが、喪服の色とのコントラストが際立ってしまうため避けるのが無難です。
Q:タートルネックを着用してもよいですか?
A:タートルネックは、カジュアルな印象を与えるだけでなく、ジャケットから見えてしまうため避けた方がよいでしょう。
Q:ベストを着用してもよいですか?
A:ベストは、オシャレのために着用するものであるため、葬儀では避けるのがマナーです。同じ重ね着でも、薄手の黒いニットを外から見えないように着用するのであれば問題ありません。
Q:女性がパンツスーツを着用してもよいですか?
A:パンツスーツはスカートよりも気密性が高いため、特に雪の日などは防寒になります。しかし、パンツスーツの方がワンピースやアンサンブルよりも格式が下がるため、喪主や遺族の立場ではなるべく避けた方がよいでしょう。一般参列者であれば問題はありません。
Q:ブーツを着用してもよいですか?
A:ブーツは移動時に着用することは問題ありませんが、会場では履き替えることがマナーです。ただし、スエードや動物の型押しがしてあるものなど、殺生をイメージさせる素材のものは避け、ダークカラーの無地のものを選びましょう。また、エナメルのような光沢のある素材もできれば避けた方がよいです。
なお、靴は革製以外の素材が少ないため、革製品・合成皮革製品は許容されています。
ちなみに一般的にはマナー違反とされていますが、寒冷地ではブーツでの参列が許容される場合もあるようです。
雪で遅刻したらどうする?
雪の日は移動時間をいつもより多めに取って行動することをおすすめします。万が一遅れてしまう場合は、早めに葬儀社または斎場に連絡しましょう。この時、直接ご遺族に連絡を入れないことがポイントです。
もし30分程度の遅刻で焼香がはじまる前に間に合うのであれば、スタッフの指示に従い途中から参列することが可能かと思いますが、大幅な遅れで焼香に間に合わないようであれば、後日の弔問を検討した方がよい場合もあります。
雪で葬儀は延期できる?
葬儀当日が雪であることがわかった場合、葬儀日程を延期したいと思われるかもしれませんが、火葬場は雪でも普段通り稼働しているため、日程を変更することは原則できません。
そのため、火葬場を予約する時点で、この日は雪が降りそうということがわかっているのであれば、その日を避けて予約をすることをおすすめします。
一番大切なのは、心を込めてお見送りをすること
雪の日の葬儀は、特にご高齢の方などにとっては負担も大きいと思います。防寒対策を万全にし、移動中に滑って事故に遭わないよう、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
また、葬儀で一番大切なのは、形式よりも故人を想い弔う気持ちですので、マナーを意識しつつもご自身の健康や安全を優先して参列することが大切です。
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