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2024.12.28

焼香をあげる意味とは?由来や作法を紹介します

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焼香をあげる意味とは?由来や作法を紹介します

葬儀や法要に参列したら一度は経験する「焼香」ですが、前の人の見様見真似で行っているという人も多いと思います。実は焼香には仏教的な意味が込められており、宗派によっても作法が異なります

今回は、葬儀や法要に参列する際に知っておいた方がよい焼香のやり方やマナー、そして焼香の本来の意味や由来などをご紹介します。宗派による作法の違いもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

焼香の意味や由来

仏前や霊前で、香を焚いて拝むこと「焼香(しょうこう)」といいます。ここでは焼香の意味や由来を紹介します。

焼香の由来とは

焼香の起源は、仏教発祥の地である古代インドにまで遡ります。高温多湿のインドでは、ご遺体の腐敗が早く、その匂い対策として葬儀の際に香を焚いて匂いを抑える習慣があり、それが焼香のはじまりだといわれています。
また香木の産地でもあるインドでは、以前から体臭や部屋の匂い消しの目的で香を焚く習慣があったそうです。

日本に焼香が伝わったのは6世紀半ば頃(飛鳥時代)で、大陸から仏教が伝来した際に、仏像や経典などと一緒に伝えられたと考えられています。焼香はその頃から現代に至るまで変わらない葬儀の儀式として受け継がれてきました。

焼香には4つの意味が込められている

霊前や仏前で香を焚く焼香には、仏教の考えに基づいた意味があります。

1. 心身を清めて弔いに専念する
焼香は故人様のために行うものというイメージがあると思いますが、焼香を行う人自身の心身を清めるために焚くものでもあります。お香の香りによってその人の心や身体、また会場である場全体が清められることで、弔いに専念できると考えられています。

2. 故人様や仏様へ捧げる食べ物として
仏教では、仏様や故人様は香りを食べると考えられています。これを「香食(こうじき)」といいます。そのため焼香には、亡くなった方や仏様へ香を捧げるという意味合いがあります。

3. 仏様の慈悲を表している
お香の香りは、すべての人に平等に、その場の隅々まで行き渡ることから、仏様の慈悲の心を表しているとも考えられています。また最終的には灰になってなくなっていくさまが、万物の移り変わりや無常感を表していることから、仏の悟りを教えているとも捉えられています。

4. 故人様が迷わず極楽浄土へ行けるようにする
仏様は極楽浄土から良い香りを運びつつ故人様を迎えに来ると言われているため、お香の香りが故人様の道しるべになると考えられています。また仏教ではお香の煙は現世(この世)と極楽浄土(あの世)を繋ぐものであるとも考えられています。

焼香の流れ

葬儀の意味や由来に触れたところで、次は、葬儀や法要で行う焼香の流れを予習しておきましょう。

【焼香の流れ】
1. 自分の順番が来たら焼香台の前に進む
2. 遺族と僧侶に一礼をする
(遺族が焼香を行う場合は参列者に一礼する)
3. 焼香する
4. 遺影にむかて合掌する
5. 一歩下がって遺族に一礼し席に戻る
(遺族が焼香を行う場合は参列者に一礼する)

具体的な焼香のやり方は宗派によって異なるため、次章を参考にしてください。

焼香のやり方

葬儀や法要で行う焼香では、お香を右手の親指と中指・人指し指の3本で摘んだあと、額のあたりまで押しいただいてから香炉へくべるという一連の動作を行います。ただし、宗派によっては額のあたりまで押しいただく行為を行わないこともあります。また、香炉にくべる回数も宗派によって様々なため、事前に故人様の宗派の作法を把握しておくと安心です。

ちなみに、焼香は自分の宗派の作法に従って行っても問題はないとされていますが、故人様の宗派に合わせた作法で行うのが一般的です。

【宗派別】焼香のやり方を押さえておこう

宗派によっても焼香の作法が異なります。異なる点は、「焼香を行う回数」と「香を額まで押しいただくか、いただかないか」の2点です。

宗派 回数 その他
天台宗 1回または3回
真言宗 3回 【合掌の仕方】

両手の指を違い違いに組み合わせ右手の親指が最も自分に近いようにする「金剛合掌」です。

浄土宗 1回または3回
浄土真宗 本願寺派 1回 額のあたりまで押しいただくことはせず、お香を摘んだらそのまま香炉にくべます。
浄土真宗 大谷派 2回
臨済宗 1回または3回
曹同宗 2回 1回目は額のあたりまで押しいただき、2回目は押しいただかずにそのまま香炉にくべます。
日蓮宗 1回または3回 導師は3回・一般参列者は1回が推奨されています。

上記の表からもわかるとおり、浄土真宗以外の宗派は、焼香の際に、つまんだお香を額のあたりまで押しいただく行為を行います。それは、お香そのものに価値があると考えているためです。浄土真宗ではお香そのものではなく、焼香した時に立ち上る香りに価値を見出しているため、押しいただく行為を行わないと言われています。

宗派がわからない時の対応策

なかには、参列している葬儀の宗派がわからないこともあると思います。焼香は、基本的には前の方のやり方を真似て行えば問題はありませんが、それも見逃してしまった場合は、焼香の回数は1回または3回にしておくことが無難だと言われています。たとえば参列者が多ければ1回、参列者が少なく時間に余裕がありそうな時には3回など、会場の雰囲気を見て臨機応変に行うとよいでしょう。

焼香のマナー

焼香には、行う順番など、事前に知っておくべきマナーがあります。

数珠を持参する

焼香は、基本的には数珠を持って行います。数珠の種類や持ち方にも宗派による違いはありますが、どの宗派でも使える略式数珠を一本持っていると便利です。数珠の貸し借りはよくないとされているので、自分用の数珠を持っていないという方は、事前に略式数珠を一本購入しておくとよいでしょう。最近は、100円ショップや斎場の売店などでも買える場合があります。

焼香は、故人様と縁の深い方から行う

焼香を行う順番ですが、喪主(施主)を筆頭に、故人様と関係の深い方から順に行うのがマナーです。具体的には「喪主→ご家族→ご親族→一般参列者」の順番になります。葬儀などでは基本的に近しい方から順に祭壇に近い席に座っていると思いますので、その順番で行えば問題ありません。

焼香は、基本的には故人様の宗派に合わせた作法で行う

先述の通り、故人様とご自身の宗派が異なる場合、焼香は故人様の宗派に合わせた作法で行うのが一般的です。ただし信仰心から、ご自身の宗派の作法で行いたいという方もいらっしゃると思います。その場合はご自身の宗派の作法で行っても問題はありません

また、規模の大きい葬儀の場合は、進行役の方が時間配分を考慮して、焼香の回数を1回に限定することもあります。その場合は会場の指示に従うのがマナーです。

お通夜の際、焼香だけで帰る場合は事前連絡を

お通夜の場合は急遽「明日」ということもあり得ます。そんな中でどうしても都合がつけられず、焼香だけで退席したいというケースもあると思います。その場合は、事前にご遺族へ連絡をし、途中退席の許可を得ておきましょう。ただ、告別式の途中退席は失礼に当たるため、避けた方がよいでしょう。どうしても告別式に参列できない場合は、速やかにご遺族に連絡し、お悔やみの言葉と共に簡潔に事情を説明しましょう。

焼香には3つの形式がある

ここまで葬儀や法要での一般的な焼香の流れやマナーをお伝えしてきましたが、最後に、焼香には3つの形式があることも付け加えておきます。

【焼香の形式】
立礼焼香(りつれいしょうこう)
座礼焼香(ざれいしょうこう)
回し焼香(まわししょうこう)

立礼焼香は椅子席の会場で行われる焼香で、参列者が祭壇の前まで赴き、立って行う焼香のことをいいます。これは、おそらく多くの人が葬儀や法要で体験したことのある最も一般的な焼香の形式だと思います。一方、座礼焼香や回し焼香は、畳席やご自宅などの狭い会場で行われることが多いです。

特に回し焼香は、自宅葬でよく用いられるスタイルで、省スペースのため焼香台を設けずに、香炉を順番に回して焼香をするというものになります。

最近は斎場での葬儀が一般的ですので、経験することは少ないかもしれませんが、このような形式があるということも覚えておくとよいでしょう。

焼香は、何よりも故人様を弔うお気持ちが大切です

今回は、焼香の意味ややり方、マナーなどをお伝えしてきました。

葬儀や法要に参列する際には、慣れない焼香に緊張してしまうという方も多いと思います。また焼香は、故人様の宗派によってやり方が変わるため、正しいマナーで行うことばかりに集中してしまいがちですが、何よりも大切なことは心を込めて故人様を弔うお気持ちです。最期のお見送りを悔いのないものにするためにも、焼香の際には、故人様を想う気持ちを忘れずに行いましょう。

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