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2026.05.27

葬儀で使ってはいけない忌み言葉とは?避けたい表現と言い換えを解説

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葬儀で使ってはいけない忌み言葉とは?避けたい表現と言い換えを解説

葬儀や弔事の場では、縁起の悪いとされる「忌み言葉」があります。
普段何気なく話している言葉が、不幸が重なることを連想させたり、相手に不快な思いをさせたりしてしまう可能性があるため注意が必要です。

とはいえ、たくさんある忌み言葉のすべてを完璧に覚える必要はありません。知らずにマナー違反をしてしまわないためにも、よく使われる忌み言葉の種類と言い換え方法を知っておくことが大切です。

そこで今回は、お悔やみの言葉や喪主挨拶、弔電、お礼状などで誤って使われやすい忌み言葉と、失礼になりにくい言い換え表現をご紹介します。

忌み言葉とは?

忌み言葉は、弔事や慶事の場で避けるべき表現のことをいいます。

特に葬儀では、「縁起の悪い言葉」や「不幸が重なることを意味する言葉」、「死を直接的に連想させる言葉」などは、相手の気持ちを配慮し、避けるのがマナーとされています。

代表的な忌み言葉一覧

ここでは、葬儀の場で相手への配慮として避けられることがある忌み言葉を一覧にしてご紹介します。
忌み言葉とされている理由や、適切な言い換え方法も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

忌み言葉一覧

忌み言葉 理由 言い換え
重ね重ね 繰り返し表現で
不幸が重なることを連想させるため
改めて / 深く / 心より
たびたび・何度も いつも / 日頃から / 深く
くれぐれも どうぞ / 何卒 / 心より
次々 多くの / たくさんの / 幾重にも
いろいろ 何かと / 数々の
再び 不幸を繰り返すことを連想させるため 改めて / 今後とも
追って 不幸が後から続くことを連想させるため 後日改めて
続いて 次に / このあと
また その後 / さらに
引き続き 今後とも
生きていた頃・存命中 直接的な表現のため お元気だった頃
死ぬ・死去・死亡 亡くなる / お亡くなりになる
急死 強い表現のため 突然のこと
四・九 死・苦を連想させるため ※香典では4・9の付く数字を避ける
浮かばれない 不吉な印象を与えるため 安らかに
消える 不幸を連想させるため なくなる

地域差もありますが、これらの表現は葬儀では避けられることが多いです。

特に注意したい「重ね言葉」

ここでは、忌み言葉の中でも、つい使ってしまいがちな「重ね言葉」について、例文も交えてご紹介します。

重ね言葉とは、同じ意味や似た表現を繰り返して強調する言葉のことをいいます。弔事では、「不幸が重なる・長引く」として避けられています。

重ね重ね

感謝の気持ちを丁寧に伝えたいという想いから、「重ね重ねご愁傷様です」「生前のご厚情に重ね重ね感謝申し上げます」のように、つい使ってしまいがちなフレーズです。

「誠にご愁傷様でございます」
「生前のご厚情に心より感謝申し上げます」

のように言い換えるとよいでしょう。

ますます

「今後ますます寒くなりますが、ご無理をなさらぬよう」といったフレーズは、手紙や何気ない挨拶で使われることがあります。

口語であれば、

「これから一段と寒さが厳しくなりますので、どうぞお身体を大切になさってください」

書き言葉であれば、

「寒さに向かいます折、どうぞご自愛くださいませ」

などと言い換えることができます。

たびたび

「たびたび申し訳ありません」のようなフレーズは、ビジネスでは日常的に使われていますが、葬儀では重ね言葉として避けられることが多いです。

「改めてお詫び申し上げます」

のように言い換えましょう。

くれぐれも

ご遺族の体調を気遣う場面で「くれぐれもお体に気をつけて」のように使ってしまいがちなフレーズです。しかし葬儀の場では、

「どうぞ、ご無理をなさらぬようご自愛ください。」のように言い換えられるとよいでしょう。

いよいよ

いよいよは、日常的には前向きなイメージで用いられる言葉ですが、葬儀の場では「事態が進む・重なる」という印象を与えてしまうとして避けられています。

特に出棺時の喪主挨拶などで、「いよいよ最後のお別れの時間となりました」のように使ってしまうことが多いです。

「お別れの時となりました。」
「これよりご出棺となります。」

のように言い換えましょう。

次々

「次々と思い出がよみがえります」のようなフレーズは、喪主挨拶などでもよく使われがちですが、「多くの(たくさんの)思い出が蘇ります」などに言い換えることができます。

なお、近年では、葬儀の場の会話の中で、重ね言葉を厳密に避けないケースも増えています。しかし、弔電やお礼状など文章として残る場面では、できるだけ言い換えを意識すると安心です。

宗教によって使わないほうがよい言葉もある

一般的な忌み言葉とは異なりますが、相手の宗旨宗派によっては、使うと失礼にあたってしまう言葉もあります。

何気なく使っているお悔やみの言葉でも、宗教によっては意味合いが異なる場合があるため、特に、弔電やお悔やみの挨拶など、正式な場面では注意が必要です。

仏教でよく使われる表現

「ご冥福」「成仏」「ご供養」などは仏教でよく使われる表現です。

たとえば、

「心よりご冥福をお祈り申し上げます」
「安らかにご成仏されますようお祈りいたします」

などです。

しかし、同じ仏教でも浄土真宗では、「亡くなった人はすぐに仏になられる(往生即成仏)」という考え方のため、冥福を祈ったり成仏を願ったりする表現は、厳密には適切ではありません

その場合は、

「心よりお悔やみ申し上げます」
「哀悼の意を表します」

などの表現が使いやすいでしょう。

キリスト教で避けられることがある言葉

「冥土」や「成仏」という考え方は仏教に基づくものです。

そのためキリスト教では、

「ご冥福をお祈りします」
「成仏されますように」

などは避けられることが多いです。

代わりに、

「安らかな眠りをお祈りいたします」
「心よりお悔やみ申し上げます」
「神様のお慰めがありますようお祈りいたします」

などの表現が使われます。

また、キリスト教では「天国へ召される」という考え方があるため、

「召天」
「帰天」

という言葉が用いられることもあります。

神道で避けられることがある言葉

神道でも、「冥福」という言葉は使わないことが多いです。

これは、「冥土での幸福を祈る」という仏教的な考え方によるものです。

そのため、

「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」
「謹んでお悔やみ申し上げます」

などの表現が用いられます。

迷った場合は、シンプルな表現が安心

ここまで、葬儀では避けた方がよいとされる「忌み言葉」や宗教によって使わないフレーズをご紹介してきました。

しかし、すべてを覚える必要はありません。
同じ音や意味が重なる重ね言葉を避けること、そして、迷った時には短く丁寧に伝えることを心がけることで、さまざまなシーンで失礼のない対応がしやすくなるでしょう。

また、マナーに配慮することも大切ですが、何より大切なのは、ご遺族や故人を想う気持ちです。形式にとらわれすぎず、心を込めて言葉を伝えることを意識しましょう。

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