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2024.07.29

卒塔婆とは?立てる意味や方法、費用などを解説します

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お墓の後ろに長細い木の板が立てられているのをみたことをある方も多いでしょう。それは卒塔婆といって主に法事の時に立てられるものです。この卒塔婆にはどのような意味があり、費用はいくらかかるのでしょうか。

今回は、卒塔婆の意味や由来「誰が」「いつ」立てるものなのかなどについて詳しく解説します。卒塔婆の費用や塔婆料の包み方などにも触れていきますので、法事などで卒塔婆を用意するご予定がある方は、ぜひ参考にしてください。

卒塔婆とは?塔婆との違い

「卒塔婆(そとうば)」は、お墓の後ろに立てられている長細い木の板のことです。名前の由来は、仏教の開祖である釈迦が入滅した際に、その遺骨を祀った「仏塔」から来ています。仏塔はサンスクリットで「ストゥーパ」といい、「高く顕(あらわ)れる」という意味を持っています。その「ストゥーパ」を漢字に当てはめたのが「卒塔婆」です。「塔婆(とうば)」は、卒塔婆の略で、基本的に二つは同じ意味と思っていただいて問題ありません。

仏塔を簡略化したものが卒塔婆

卒塔婆のルーツは、釈迦の遺骨を祀った仏塔です。釈迦の入滅後弟子たちはその遺骨を8つの塚に分けて祀りましたが、これがストゥーパの始まりです。卒塔婆は、その仏塔を模して簡略化したものです。長い年月をかけて仏塔の形は変容し、現在の卒塔婆になったといわれています。

卒塔婆には何が書かれているの?

卒塔婆の表面には、黒い文字で仏教の宇宙観を示す5つの梵字(空=キャ、風=カ、火=ラ、水=バ、地=ア)が書かれており、その下に戒名・回忌・施主名などの情報が記載されています。また裏面には菩薩名や真言の一部などが梵字で書かれています。ちなみに梵字とは古代から使われているインドの言葉のことです。

【卒塔婆に書かれている内容】
✔︎ 梵字(空風火水木地など)
✔︎ 戒名
✔︎ 命日
✔︎ 経文
✔︎ 施主名
✔︎ 法要の回忌名や年月日
✔︎ 立てた年月日

卒塔婆は何のために立てられるの?

卒塔婆は追善供養のために立てられます。
追善供養とは、故人様の冥土での幸せを祈って生きている人が善業を行うことで功徳を手向けることをいいます。卒塔婆を立てることもそうですが、お墓参りに行ったり、仏壇の前で手を合わせたりすることも追善供養の一つです。

浄土真宗は卒塔婆を立てない

浄土真宗は、「往生即成仏」、つまり、亡くなられた方はすぐに仏になられると考えられているため、故人の冥土での幸福を祈る追善供養をする必要がありません。そのため浄土真宗では卒塔婆を立てる慣習がありません。

卒塔婆の費用


続いては卒塔婆を立てる際に必要になる費用についてお伝えします。

卒塔婆の費用のことを塔婆料(とうばりょう)といいますが、塔婆料とは、卒塔婆を立てていただいたことに対する代金としてお寺にお渡しする費用です。

塔婆料の目安は2,000円〜1万円です。葬儀や法要で僧侶にお渡しするお布施のように、気持ちをお包みするものではなく、お寺ごとに塔婆料=〇〇円と金額が決まっているものなので、お寺のホームページをチェックするか直接問い合わせて金額を確認の上お包みしましょう。塔婆料を包む封筒の選び方や包み方、渡し方は後半でお伝えします。

卒塔婆の申し込み方法

卒塔婆はお寺に直接連絡し、お寺が指定する申し込み方法で申し込みます。

申し込みが入ってから手書きで文字を入れていくお寺もあるため、なるべく早めに申し込みをしておきましょう。遅くとも法事の10日前までには依頼をするのが望ましいです。また、施主だけでなく親族が卒塔婆を立てる場合も、施主が取りまとめて申し込みをします。その際は塔婆料も施主がまとめてお渡しするのがマナーです。

塔婆は何本たてる?

卒塔婆を立てる本数は宗教上何本が望ましいなどと決められているわけではありません。地域や寺院、ご家族のご意向によって適切な本数が立てられます。

施主のみが立てる場合が多いですが、親族の方で希望する方がいれば施主と親族で複数立てる場合もあります。また「兄弟一同」「親族一同」といったように取りまとめて立てる場合も少なくありません。お寺によっては一人一本が望ましいとするお寺もあります。

最低でも施主が一本立てますが、あとはその地域やお寺の慣習やご家族様のお考えを尊重し、適切な本数を依頼するようにしましょう。

塔婆料の包み方・渡し方のマナー

続いては、塔婆料の封筒の選び方や包み方、渡し方などのマナーをお伝えします。

封筒選びと包み方

奉書紙に包む方法が最も丁寧な方法ですが、ここではよりわかりやすく失敗も少ない、市販の不祝儀袋または白い封筒に入れてお渡しする方法をお伝えします。

【不祝儀袋の場合】
すべて縦書きで、袋の表面上段に「御塔婆料」その下に氏名または「〇〇家」と書きます。裏面左下部に施主の住所と氏名を書く方もいらっしゃいますが、なくても問題はありません。もし複数いらっしゃる場合は「〇〇家塔婆建立者」とし、中にすべての人の氏名を記載したメモを入れておきます。

また市販の不祝儀袋に中袋がついていた場合は、中袋の表面に金額を「金〇〇圓」と記載し、裏面の左下部に住所と氏名を記載します。ちなみに金額の表記は改ざん防止のため「大字」といって通常の漢数字よりも複雑な、下記のような表記を用います

例)金壱萬圓/金参阡圓/金弐拾萬圓/金参萬圓

最後に、中袋がない不祝儀袋の場合は、封筒の口に〆で封をします。

【白封筒の場合】
白封筒は、郵便番号表記のないシンプルなものを選びます。もちろん柄のあるものや、茶封筒のように色のついているものはマナー違反となります。

白封筒の場合も同様に、袋の表面上段に「御塔婆料」その下に氏名または「〇〇家」と書きます。裏面左下部に施主の住所と氏名を書く場合もありますが、なくても問題ありません。もし複数いらっしゃる場合は「〇〇家塔婆建立者」とし、中にすべての人の氏名を記載したメモを入れておきます。最後に封筒の口に〆で封をします。

いずれの場合も筆ペンまたは毛筆を用い、普通の濃さの墨で書く(薄墨は用いない)のがマナーです。

塔婆料の渡し方

塔婆料は、袱紗に入れて持参します。

お渡しするタイミングとしては、法要の前後の僧侶にご挨拶をするときにお布施と一緒にお渡しするのがよいでしょう。ただ渡すタイミングに決まりはありませんので、法要前か当日であればいつでも問題はありません。ただし後日お渡しするのはマナー違反となります。

お渡しする際は切手盆に乗せて、正面が僧侶の方に向くようにお渡しします。切手盆がない場合は、袱紗にのせてお渡ししましょう。

卒塔婆の処分について

最後に卒塔婆の処分方法についてお伝えします。そもそも卒塔婆の功徳は1日とされているため、法要が終わったタイミングで処分するのが本来のあり方です。しかし次の法要のタイミングまでそのままにしておくという方がほとんどだと思います。

しかし風などで飛ばされてしまう危険もあるため、翌日とまではいかないまでも早めに処分をするのが望ましいでしょう。

処分方法としては

①墓地管理者に相談して処分してもらう
②お寺にお焚き上げをしてもらう
③仏壇専門業者に引き取ってもらう

といった方法があります。いずれかのうち、ご自身が連絡をしやすい相手を選んで、依頼してみましょう。

卒塔婆のルーツや目的を知って、心安らかな法要を

ここまで、卒塔婆のルーツや名前の由来、立てる目的や費用についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか。

卒塔婆はもともと釈迦の遺骨を祀った仏塔が由来となっており、法要の際などに故人様の冥土での幸せを祈る追善供養の目的で立てられます。塔婆料は寺院によっても異なりますので、必ず事前確認の上持参しましょう。また正しいマナーでお渡しできるよう、包み方や渡し方のマナーも、ぜひ参考にしてください。

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