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2023.05.12

【斎場の選び方】葬儀場の種類や選ぶポイントを解説します

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お通夜・葬儀・告別式を行う会場のことを斎場といいます。納得のいく葬儀にするために斎場選びは重要です。ご希望に見合った斎場を選ぶためには、まず斎場について知ることが大切。

今回は「そもそも斎場とは何か」「どんな種類の斎場があるのか」、また「何を基準に選べばよいか」など、斎場にまつわる疑問を一緒に解消していきましょう。

斎場とは?

斎場とは、「葬儀場」「セレモニーホール」「葬儀会館」と同義で、お通夜や葬儀・告別式を行なう会場のことをいいます。

「火葬場」と混同されがちですが、斎場は儀式を行う場所で、火葬場は儀式の後にご遺体を火葬する施設です。ただ、火葬場に斎場が併設されていることも多く、そのような火葬場のことを指して斎場ということもあります。また、まれに斎場が併設されていない火葬場のみの施設も斎場という場合があるため注意が必要です。

斎場の種類

斎場には、大きく分けて公営斎場民営斎場があります。

公営斎場は自治体などが税金等の公費を使って運営している斎場で、比較的安価に葬儀を行なうことができます民間斎場には、葬儀社の斎場、民間の貸斎場、寺院や教会などがあり、葬儀社の斎場や民間斎場では、ニーズに合わせたプランを揃えているなどホスピタリティに富んだサービスが魅力です。
また、町内会館・集会場・公民館のような地域のスペースやご自宅で葬儀を執り行うこともできます。
ここではそれぞれの会場の特徴やメリット・デメリットをお伝えします。

公営斎場

公営斎場は自治体などが運営しており、火葬場が併設されているのが特徴です。また故人様や喪主様が住民登録している自治体の斎場であれば市民割引が利用できる場合が多く費用を抑えることができます。(※割引条件は各自治体によって異なりますのでHPにてご確認ください)

公営斎場の利用料の相場は5〜10万程度です。

メリット
・利用料が安い
・火葬場が併設されているので出棺後の霊柩車やマイクロバスの手配の必要がなく、移動の手間や費用が省ける

デメリット
・安価で人気のため予約が取りづらく、葬儀日程が先延ばしになることが多い
・アクセスしにくい場所にあることが多い
・民営斎場に比べると設備や施設が簡素であることも多い

葬儀社の自社斎場・民間の貸斎場

葬儀社が自社で運営している斎場や民間法人が運営する斎場は「セレモニーホール」「メモリアルホール」などとよばれることもあります。

利用料相場は10~20万程度です。

メリット
・葬儀のために作られた施設のため設備が行き届いている
・葬儀社の自社斎場の場合、別途斎場を利用するより費用を抑えられる場合も多い
・幅広い宗教・宗派に対応している

デメリット
・葬儀社の自社斎場の場合、運営元の葬儀社に葬儀を依頼する必要があるため、利用できる葬儀社が限定される
・公営斎場に比べて費用が割高になることが多い

寺院・教会

寺院や教会は特定の宗教法人が運営する斎場です。ただし寺院であれば檀家、教会であれば信者である必要があるためすべての人が利用できるわけではありません。費用は寺院や教会によっても差があるため個別に確認する必要があります。

メリット
・宗教にふさわしい荘厳な雰囲気で葬儀を行なうことができる

デメリット

・特定の宗教・宗派の人しか利用できない
・葬儀用に作られた会場ではないため、控室など葬儀に必要な設備が整っていない

町内会館・集会場・公民館

町内会館や集会場、地域の公民館などを葬儀会場として利用することもできます。基本的に費用はかかりません

メリット
・料金が無料または安価で利用することができる
・地域の人たちが集まりやすい
・自宅に比べて手間がかからない

デメリット
・葬儀用に作られた会場ではないため、葬儀に必要な設備が整っていない
・駐車場がないなど参列者に不便をかけることがある

自宅

祭壇が入るスペースがあるかなど条件をクリアする必要はありますが、住み慣れたご自宅で葬儀を行なうという選択肢もあります。もちろん利用料はかかりません。

メリット
・費用がかからない
・時間の融通がきく
・故人様が住み慣れた場所で最期の時を過ごすことができる

デメリット
・広さやスペースなど諸条件をクリアする必要がある
・祭壇を置くスペースを確保するため家具などを移動しなくてはいけない場合がある
・葬儀社や業者、参列者など不特定多数の人が自宅に出入りすることになる
・出棺時に葬儀社が祭壇を撤去するため留守番の人員が必要になる
・駐車場などで参列者に不便をかけることがある
・参列者用の座布団や湯呑みなどを用意するなど自分たちで手配しなくてはならないものが多い

斎場選びのポイント

ここまで、どんな斎場があるのか、そしてその斎場にはどのようなメリットがあるのかを見てきましたが、次は実際に斎場を選ぶ際のポイントをお伝えしたいと思います。

葬儀の規模感で選ぶ

まずは、規模感に合わせた斎場を選びましょう。
各斎場には収容人数が決められていますので、参列者の少ない家族葬は家族葬向けの小規模な斎場、大々的に行うのであれば大規模な斎場など、規模感にあわせた斎場を選ぶようにしましょう。

空き状況で選ぶ

お仕事などの都合と斎場の空き状況を照らし合わせて斎場を選びましょう。
また、ご臨終からご葬儀までの期間が長いと、ドライアイスが余分に必要になる、エンバーミングのようなご遺体保護のための処置が必要になるなど別途費用がかかってしまう場合もあります。

料金で選ぶ

公営斎場や町内会館などを利用することで費用を抑えることができます。また葬儀社の保有する斎場であれば、セット料金に斎場使用料が含まれていることも多く、実際はそこまで費用がかからない場合もあります

設備で選ぶ

参列される方にご高齢者が多いのであれば、施設のバリアフリー状況を確認しておくと安心です。また人数に応じた控室があるかなども重要です。特に参列者に配慮が必要な場合は、設備面もよく確認しておきましょう。

交通の利便性で選ぶ

自宅から斎場、斎場から火葬場のアクセスも考慮に入れて斎場を選びましょう。場合によってはマイクロバス等をチャーターするなど移動費用がかさんでしまうこともあるので注意が必要です。また参列者の多いご葬儀の場合は、駐車場の有無や停められる台数も考えて選びましょう。

宿泊の可否で選ぶ

遠方から親戚がみえる場合などは、宿泊可能な斎場かどうかも重要なポイントです。

【まとめ】優先事項を考えて斎場選びを心がける

斎場選びは、葬儀の内容、費用、そして参列者へのホスピタリティなどさまざまな要素を考えて決めなくてはなりません。そのため何を優先するかは事前に考えておきましょう

もし安さを優先するのであればある程度の不便さは我慢するなど、条件に合わせて取捨選択をしていくことが大切です。

また実際にどの程度費用に差があるかは見積もりを取ってみないとわからない部分もありますので、迷ったらまずは、葬儀社に見積もりを依頼してみることも大切です。

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