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家族葬の知識

2022.10.19

【家族葬 どこまで呼ぶ?】ご参列いただく人の範囲と注意点

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これから家族葬をおこなおうと考えている方が、一番頭を悩ませるのが「誰を呼ぶか」ではないでしょうか。

「親しい人とはどこからどこまでをいうの?」
「あの人を呼ぶなら、あの人も呼んだ方がいいのかな…」

など、考えるときりがありません。

そんな時はぜひ、こちらの記事を参考にしてください。

今日は、家族葬にご参列いただく方の範囲について、注意点を交えながら詳しく解説したいと思います。

家族葬とは

家族葬とは、家族や親族を中心に、故人様が親しかった方のみにご参列いただき、少人数でおこなう葬儀のことをいいます。
かつては葬儀といえば、故人様と関係のあった方に広く周知し、多くの方にご参列いただく一般葬が主流でしたが、さまざまな社会背景や宗教観の変化などから、ご葬儀の小規模化・簡略化が進み、最近では少人数でおこなう家族葬を選ばれる方が増えています。

家族葬に呼ぶ人の範囲と人数に決まりはある?

上述の通り家族葬は、参列者を親しい方のみに限定しておこなう葬儀です。訃報を伝える上でのルールとして、一般葬であれば「2親等以内の親族」には必ず伝えるという一応の目安がありますが、家族葬にはそのようなルールがありません。そのため、基本的にどこまでの方にご参列いただくかは、喪主をはじめとするご家族様が決めることになります。

ある意味自由ではありますが、すべて委ねられている分、どこまでお呼びすべきかの判断が難しいのも事実です。

家族葬に呼ぶ人の範囲で注意すべき点

参列者を限定する家族葬では、生前故人様とご友人関係だった方や、つきあいのあった方が「なぜ私は葬儀に呼ばれないの?」とご不満に思われてしまう可能性もあります。また親族などからは「なぜ〇〇さんを呼ばなかったんだ!」などと言われることもあるかもしれません。

家族葬は、故人様との最後の時間をゆっくりと過ごすことができるというメリットがある反面、参列者を限定するという意味においては、故人様の生前のご縁を切り離してしまうことにもつながりかねないので注意が必要です。

家族葬に誰を呼ぶかの基準

故人様のご希望を最優先する
まず一番に考えるのは故人様のご遺志です。生前ご希望をおっしゃっていた場合や、エンディングノートがある場合などは、その遺志を尊重します。また特にご希望がわからない場合でも、どうすることが故人様にとって一番良いのかを考え、ご家族様でよく話しあって決めることをお勧めします。

家族葬の参列者の範囲と人数

家族葬とひとことで言っても、ご家族数名だけでおこなう家族葬もあれば、ご友人も含めて50名でおこなう家族葬もあり、参列者の範囲もさまざまです。

ここでは、葬儀規模と参列者の範囲の目安をご紹介します。

①家族のみの家族葬
参列者数の目安:〜10名
参列者の目安:故人の両親・配偶者・子どもとその家族・故人の兄弟

②近い親戚も含めた家族葬
参列者数の目安:10名〜30名程度
参列者の目安:故人の両親・配偶者・子どもとその家族・故人の兄弟とその家族・叔父叔母・いとこ等

③友人も含めた家族葬
参列者数の目安:30名〜
参列者の目安:①と②+親しいご友人

家族葬に誰を呼ぶかで気をつけたいマナー

・訃報の伝え方に気をつける
家族葬は、参列者を限定しておこなうご葬儀のため、故人様とつきあいのあったご友人、ご近所の方、会社の同僚など、できるだけ多くの方に訃報をお伝えするという従来型の訃報の伝え方ではなく、参列いただく方のみに事前報告をし、参列いただかない方には事後報告をするという伝え方が推奨されています。

最近は家族葬が浸透してきたとはいえ、まだ、葬儀といえば駆けつけるものと思っている方もいらっしゃいます。参列いただかない方が訃報を受け取った場合、たとえ家族葬であることが書かれていたとしても、慌てて弔問に訪れてしまうというケースも考えられます。そのような混乱を招かないためにも、訃報を伝えるタイミングは重要です。

また、ご参列いただかない方に事後報告をおこなう際には、ご連絡が遅くなってしまったことへの謝辞も必ず添えるようにしましょう。

 

参列いただかなくても事前報告しておいた方がよい方
家族葬にご参列いただかない場合でも、ご親族であれば事前にご報告するのが望ましいです。また、故人様が会社勤めの場合は会社での手続きなどもあるため、勤務先や上司には事前に報告しましょう。
また、もし故人様が町内会や自治会などとの繋がりの強い方であれば、そちらにも事前報告をした方がよいかもしれません。
特に決まりはないため、ご家族様のご判断でご連絡をすべき人が他にもいらっしゃれば、事前報告をしてください。いずれも、報告の際には「葬儀は、近親者のみの家族葬で執り行うため、ご参列はご遠慮いただけますようお願い申し上げます。」とひとこと添えるのを忘れないようにしましょう。

 

事後報告する人の範囲
事後報告は、幅広く故人様やご家族様と交流のあった方にお知らせします。

例)
・故人の勤務先の上司や部下、同僚の方、元同僚の方など会社関係
・生前交流のあったご友人
・お見舞いにきてくださった方
・年賀状などを通して交流のある方
・家族や親族が親しくしている方

 

・ご近所の方への対応は葬儀社へ相談
特にお知らせしていなくても、ご近所にお住まいの方には間接的に訃報が伝わってしまうことがあります。ご参列いただく方には直接お伝えできるのですが、そうでない方への対応をどうするかなどは、葬儀社に相談しておきましょう。

・お呼びするか迷った場合は?
葬儀は一度きりでやり直しがきかないものですので、「やっぱりあの方をお呼びすればよかった」と悔いの残らないよう、もし、ご参列いただくべきかどうかどうしても迷われる方がいた場合は、その方には、なるべくご参列いただくことをお勧めします。

まとめ

いかがだったでしょうか。
家族葬で「どこまでお呼びするか」というのはとても悩ましい問題です。
また対人関係に関わることですのでデリケートな部分でもあります。
迷った時は、ご家族はもちろんご親族ともよく話し合い、円満に進めていけるといいですね、自分たちではどうしても決められないなどがあれば、第三者である葬儀社に相談してみるというのも良い手だと思います。

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