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2024.08.06

初盆(新盆)には何をする?時期や準備するものを解説します

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故人様がお亡くなりになってから初めて迎えるお盆を初盆(はつぼん)または新盆(にいぼん)と言います。

先祖の霊を供養する行事として毎年夏に訪れるお盆ですが、中でも初盆は特別なものとして大々的に営まれるご家庭も多いと思います。

今回はそんな初盆には何をすればよいか、準備段階から当日の流れまで順を追ってご説明します。地域によって異なるお盆の時期や、初盆に参列する際のマナーについても触れていきますので、ぜひ参考にしてください。

初盆とは?

故人様の四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆のことを初盆(はつぼん)または新盆(にいぼん)といいます。忌明け後初めてのお盆ですので、四十九日を迎える前にお盆が訪れた場合は、翌年のお盆が初盆となるため注意が必要です。

初盆では通常のお盆同様にお墓参りをしたり、精霊棚を用意したりすることに加えて僧侶を招いて法要を行うのが一般的です。

初盆の時期はいつ?

初盆は通常のお盆の時期に合わせて行います。しかしお盆の時期は地域によっても様々で、大きく旧暦のお盆と新暦のお盆とに分けることができます。

【新暦のお盆】
7月13日〜7月16日
東京をはじめとした一部の地域

【旧暦のお盆】
8月13日〜8月16日
一部地域を除くほぼ全国

※そのほか東京都多摩地区の一部の地域では7月31日〜8月2日、沖縄県では8月中旬〜9月上旬にかけてのいずれかというように例外もあります。

お盆の時期が大きく二つあるのはなぜ?

では、お盆の時期に新暦と旧暦の二つがあるのはなぜでしょうか。
これは明治時代の暦制度の改変が影響しています。もともとは月の満ち欠けを基準に考える旧暦が用いられていましたが、明治5年に太陽の動きを基準とする新暦が採用されたことで、お盆の時期がずれてしまいました。しかし新暦に移行してもお盆は旧暦の時期に行う地域も出てきたため、お盆の時期に地域差が生まれました。

初盆の法要も地域の慣習に合わせた日程で

上述のようにお盆の時期は地域によって違いがあります。そのため初盆も通常のお盆と同じく、お住まいの地域の慣習に合わせた日程で行います。

初盆の考え方は宗教によってもさまざま

初盆は仏教に基づく儀式ですが、同じ仏教でも宗派によって考え方はそれぞれです。

【浄土真宗の初盆】
例えば浄土真宗では、亡くなられた方はすぐに仏になられると考えられているため、お盆の時期に亡くなられた方の霊魂が戻ってくるとは考えられていません。しかし浄土真宗でも地域によっては初盆を行うところもあるようです。

【真言宗の初盆】
真言宗の場合は、一般的な仏教の初盆の考え方と同じですが、お盆の際にはお墓参りをするだけでなく菩提寺に訪れてご本尊にお参りをするという特徴があります

【神道の初盆】
神道にも初盆という考え方はあり、「新盆祭(にいぼんさい)」または「新御霊祭(あらみたままつり)」と呼ばれています。仏教と同様に精霊棚を祀り、神職を招いて祝詞を奏上してもらいます。

【キリスト教の初盆】
初盆は仏教行事のため、基本的にキリスト教では初盆を行いません。ただ一つの区切りとして行うご家庭もあるようです。キリスト教で初盆を行いたいという場合は、牧師や神父に相談してみるとよいでしょう。

初盆と通常のお盆の違い

通常のお盆では、親族らが集まって仏壇に手を合わせたり、みなさんでお墓参りをしたりということがあると思います。初盆ではそれらに加えて、僧侶を招いて読経をしてもらい、みなさんで会食を行うなど、四十九日から続く供養行事としての色が強くなります

そのため、通常のお盆よりも時間をかけて準備をする必要があります。

初盆の準備でやること

①僧侶・参列者に連絡をする
初盆では、まず法要の準備として僧侶に依頼をします。
お盆はお寺の繁忙期なので、最低でも1ヶ月前までには依頼をしておくようにしましょう。また、当日参列いただくご親族らにも早めに連絡をいれ、予定を空けておいてもらう必要があります。日程が決まり次第すぐにご連絡しましょう。

ちなみに参列者への連絡は人数が少なければ電話でも問題ありませんが、故人様と親しかったご友人などにもご参列いただく場合には案内状を送りましょう。

②盆提灯・精霊棚・迎え火/送り火などの準備をしておく
通常のお盆同様に、必要な物品を準備しておきます。

【盆提灯】

初盆のご家庭は、玄関先に白い提灯を下げます。この提灯のあかりを頼りに故人様の霊が帰ってくると考えられています。

【精霊棚】

仏壇や神棚とは別にお盆の時期には精霊棚といってお盆専用の祭壇を組み、そこに位牌を飾ります。

【精霊馬】

精霊馬は、きゅうりとナスを馬に見立てた飾りです。爪楊枝(または割り箸)を足に見立てて、きゅうりやナスにつけて立つようにして精霊棚に飾ります。ちなみに精霊馬は、お盆の前半は内向きに、後半は外向きに飾るようにします。

【迎え火・送り火】

お盆では、ご先祖様の霊を迎え入れる初日に「迎え火」を焚き、再びあの世へとお見送りする最終日には「送り火」を焚きます。この迎え火・送り火に必要なおがらと焙烙(ほうろく)の準備もしておきましょう

③僧侶へのお布施の準備
初盆は僧侶に読経をしていただくため、お布施を用意しておきましょう。お布施にお包みする金額は、あくまでお気持ちなので決まりはありませんが、目安としては4万円程度が相場といわれています。またお寺以外の場所まで僧侶にきていただく場合は「お車代(交通費)」として5千円〜1万円程度、法要後の会食に僧侶が参加されない場合は「御膳料(食事代)」として5千円〜1万円程度を別に用意してお渡しします。

④会食の手配をする
法要後にみなさんで会食を予定している場合は、事前に会食の手配をしておく必要があります。仕出し料理を注文したり、料亭などを予約することが一般的です。予約の際には、料理の内容にも影響しますので、初盆での利用であることを伝えましょう。

⑤お供物を用意する
初盆で用意するお供物は団子が一般的です。お盆のときにお供えする団子は、いつお供えするかで呼び名が変わります
ちなみに、お盆の初日にご先祖様をお迎えするときに飾る団子を「お迎え団子」、最終日に飾る団子を「送り団子」、お盆の中日に飾る団子を「落ちつき団子」「お供え団子」「お供え餅」などといいます。

お迎え団子には、ご先祖様の道中の疲れを癒せるように甘いあんこやタレがかかっているものを用意します。また中日にお供えするお供え団子はおはぎが有名ですが、中にはピラミッドのように積み上げられた白い団子をお供えする場合もあります。そして最終日の送り団子は、持ち帰って好きなように食べてもらえるように、真っ白い団子を用意します。

⑥返礼品を手配する
初盆に参列いただいた方へ当日お渡しする返礼品の手配も事前にしておきます。返礼品には日持ちのする焼き菓子や石鹸などの消耗品がよく選ばれています。基本的に香典金額の半額から1/3のものをご用意しますが、香典の額は当日にならないとわからないため、2千円〜5千円程度のものを用意しておき、多くいただいた方には後日改めて別の品物をお送りするのがマナーです。

初盆当日の流れ

続いては初盆当日の流れについてお伝えします。

①お盆初日(13日)

お盆初日は、午前中のうちに精霊棚の飾り付けや、お供えなどを済ませておきましょう。仏壇から位牌を取り出し精霊棚の中央においたら、仏壇の扉は閉めておきます。そして夕方になったら迎え火を焚いて盆提灯に火を灯します。

②お盆中日(14日・15日)

お盆の中日には、お墓参りや法要を行なって、故人様の霊を供養します。この期間は線香の火を絶やさず、お供え物も毎日交換するようにしましょう。

③お盆最終日(16日)

夕方までは中日と同じようにお供えを変えたりして過ごします。夕方になったら送り火を焚き、お見送りをします。

初盆後のお盆用品の処分方法

初盆を終えたら、処分するものは適切な方法で処分し、来年も使うものは大切に保管しておきます。

処分するもの

白提灯・・白い提灯は初盆の時のみに用いるものですので処分が必要です。(初盆で使う白提灯以外の盆提灯は毎年使えます。)

【処分方法】
✔︎お寺に納める
✔︎送り火で燃やす
✔︎塩で清めて紙に包み自治体のルールに従ってゴミに出す

精霊馬・盆花・まごも(ござ)・・精霊馬・盆花・まごももお盆が終わったら処分が必要です。

【処分方法】
✔︎送り火で燃やす
✔︎塩で清めて紙に包み自治体のルールに従ってゴミに出す

保管するもの

盆棚や焙烙など毎年使えるものは、清潔を保った状態で来年のお盆まで大切に保管しておきましょう。

初盆に参列する際のマナー

最後に初盆に参列する際の香典や服装のマナーをお伝えします。

香典のマナー

初盆に香典を持参するべきか迷われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には香典は持参するのがマナーです。
金額の相場は故人様との関係性やその方の年齢・社会的立場などによっても変わりますが、以下の表を目安にするとよいでしょう。

【香典学相場一覧表】

お亡くなりになられた方 金額相場
祖父母 5,000円〜10,000円
両親(義父・義母も含む) 10,000円〜30,000円
兄弟姉妹(義の兄弟姉妹も含む) 10,000円〜30,000円
おじ・おば 5,000円〜10,000円
子ども 10,000円〜
10,000円〜
友人・知人・会社関係者 3,000円〜10,000円

服装のマナー

初盆に参列する際の服装は、ご家族様も参列者様も基本的には礼服を着用するのがマナーです。ただし、事前に「平服でお越しください」などのアナウンスがあった場合は、それに見合った服装で参列します。

ちなみに平服とは普段着のことではなく、略喪服のことです。そのため基本的には無地で落ち着いたダーク系の色のスーツや、女性であればワンピース・アンサンブルなどを着用します。

初盆は仏教における大切な供養行事。心を込めてお迎えしましょう。

ここまで、初盆の準備から当日までの流れやマナーについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。
初盆は故人様がお亡くなりになられてから初めて迎えるお盆で、仏教においても大切な儀式の一つとされています。まだ悲しみが癒えない時期に初盆を迎えるご家庭もあると思いますが、法要を通して亡き人への想いを馳せるよい機会になることを願っています。

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