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2023.09.15

火葬時に棺に入れていいもの/いけないもの。副葬品の選び方と注意点

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故人様との最後のお別れとなる火葬の際、棺の中に生前好きだったものを入れてあげたいと思うご家族様は多いと思います。

しかし、火葬の安全を考慮した場合、入れてよいものとダメなものがあることをご存知でしょうか。

今回は「火葬の際に棺に入れられるもの/入れられないもの」について詳しく解説します。

棺に入れてあげたいものがあるけど「これって大丈夫?」と迷っている方はぜひ参考にしてください。またどうしても入れたいものが入れられない時の対処法もお伝えします。

 

棺に入れるものを副葬品といいます

火葬や埋葬の際に棺に入れる品々のことを副葬品(ふくそうひん)といいます。故人様を弔うために、死者とともに副葬品を棺に納める行為は日本古来から行われてきました。

古くは、食べ物や身の回りの道具、心を和ませる草花など、故人様があの世で過ごす際に必要なものが副葬品として納められていましたが、現代では故人様が生前愛用していたものや思い出の品々、写真や手紙など最後に贈りたいものなどを手向けとして納めることが多いです。

 

棺に入れてよいもの

よく選ばれる副葬品

副葬品として何を入れたらよいか迷ったときには、故人様の好きだったものを思い浮かべてみるとよいでしょう。好きな食べ物は? 好きなお酒は? 趣味は? などのように一つ一つ整理して考えてみると、棺に納めたいものが見えてきます。

ここでは、よくみなさんに選ばれている副葬品をまとめてみました。

ぜひ参考にしてください。

【食べ物や飲み物、嗜好品】
好きだったお菓子やフルーツ・コーヒー・紅茶・ビール・ワイン・日本酒・ワイン・タバコなど

【服・小物類】
スーツ・シャツ・コート・ジャケット・ワンピース・スカート・カーディガン・帽子・マフラー・手袋・ハンカチ・財布など

【趣味のもの】
愛読書・思い出の写真・絵画・愛用の香水・御朱印帳・人形やぬいぐるみ

【ご家族様が贈りたいもの】
手紙・寄せ書き・孫や子供が描いた絵・花・折り鶴

入れる時に注意が必要なもの

次に棺に納めることはできても、納め方などに注意が必要な副葬品についてお伝えします。

①飲料
ビールやお酒、ジュースなど故人様が好きだった飲み物を副葬品としていれる場合、紙パックのものであればそのまま入れることができますが、缶・ビンの飲料は紙コップに移し替えて納めてください。

②フルーツは小さく切って入れる
果物類は水分が多いため、丸ごと入れると爆発の恐れがあります。どうしても入れたい場合は、小さく切って少量を納めましょう。

③書籍類は厚すぎないものを入れる
愛読書などの書籍類は、あまり厚すぎると焼却に時間がかかってしまうため、厚さが2cm以内のものを選びましょう。

④衣服は燃えやすいものを選ぶ
基本的に燃えやすい綿・絹・麻などの天然素材であれば問題なく納めることができますが、ポリエステルなど燃えにくい素材のものはなるべく避けた方がよいでしょう。

⑤おもちゃは念の為事前に確認する
おもちゃを副葬品として入れることは可能ですが、基本的に燃えにくい素材でできているものが多いため、事前に葬儀社に相談してから納めましょう。

⑥写真は故人様だけが写っているものがベター?
故人様が写っている写真を思い出の品として棺に納めることは多いですが、あの世で寂しくならないようにと家族写真や故人様以外の方が写り込んでいる写真を入れることもあると思います。その場合「まだ生きている方の写真を入れると、その方があの世へ連れて行かれてしまう」という迷信もあるため、気になる方は避けた方がよいかもしれません。

棺に入れてはいけないもの

次は棺の中に入れることのできないものについてです。
主に、以下のようなものは棺に入れることができません。

有害物質を発生させるもの

CO2・ダイオキシン・煙・煤煙・臭気などを発生させるものは入れることができません。

【爆発の恐れがあるもの】
スプレー缶・ライター・電池・化学薬品

【石油化学製品】
革製品・プラスチック製品・ビニール製品・ゴム・発泡スチロール

燃えにくいもの・燃えないもの

燃えにくいものは火葬時間に影響するため入れることはできません。

【可燃でも燃えにくいもの】
分厚い書籍類・アルバム・布団など

【水分の多いもの】
果物丸ごと(小さくカットすればOK)など

【燃えないもの】
金属・陶器・ガラス製品など

火葬炉を傷める原因となるもの

もし入れてしまうと火葬炉が壊れてしまったり、緊急停止の原因になるものは入れることができません。

【カーボンが使われているもの】
ゴルフクラブ、釣竿、ラケット、バット、杖など

遺骨を汚す恐れのあるもの

燃やすと溶けてしまうものは遺骨を汚してしまうため入れることができません。

【金属・ガラス・革製品】
缶・ビン
メガネ・宝石・アクセサリー・ビーズ類・入れ歯
腕時計・携帯電話・音楽プレーヤー・ゲーム機
ガラス食器・鏡
仏像・硬貨
革製品

ペースメーカーや体内の金属にも要注意

副葬品ではありませんが、故人様の体内にペースメーカーや金属が埋め込まれている場合は、事前に葬儀社または火葬場に申し出てください。ペースメーカーは内蔵されているリチウム電池が火葬の際に爆発してしまう恐れがあり、ご遺体の損傷や、火葬場の職員の怪我、火葬炉の損壊など重大な事故へとつながってしまいます

お金を入れると法律違反に

硬貨を燃やすことは貨幣損傷等取締法違反といって法律で禁じられているため、お金を副葬品として入れることは法律に抵触してしまいます。紙幣は禁じられてはいないものの、葬儀社から許可が降りない場合も多いです。

古くは三途の川の渡し賃として死者に六文銭を持たせるという風習がありましたが、そもそも現代には「文」という貨幣の単位が存在しません。もし持たせたい場合は、紙に印刷した六文銭を納めるなど工夫が必要です。

どうしても入れたい副葬品がある場合の対処法

写真に撮って納める

どうしても副葬品として棺に納めたいものが入れてはいけないものの場合は、写真に撮って入れてあげるという方法もあります。肩身として手元に残しておきたいけれど、副葬品としても納めてあげたいという場合にも、写真にとる方法はおすすめです。

木製の副葬品を納める

ゴルフ好きの故人様のためにゴルフクラブを納めたい、カラオケが大好きだった故人様のためにマイクを納めたい、といった場合、木製の副葬品を納めるという方法もあります。ネット上でも副葬品用に木製のオブジェとして販売している業者を簡単に見つけることができますので、気になる方は検索してみてください。

副葬品を納めるタイミングはいつ?

副葬品を棺に納めるタイミングは、「納棺の儀」の際と「出棺直前」の2回あります。また出棺前であればそれ以外のタイミングに納めても特にマナー違反とはなりません。納棺の儀でいれそびれてしまった副葬品は、葬儀・告別式の最後に会葬者全員で棺に花を入れるタイミングに納めるとよいでしょう。

副葬品を選ぶポイント

ここまで棺の中に副葬品として入れられるもの、入れられないもの、注意が必要なものについて詳しく解説してきましたが、最後に副葬品を選ぶ時のポイントについてお伝えします。あれもこれも入れてあげたいけれど、どう選んでよいかわからないという方は、ぜひ参考にしてください。

①故人様に入れて欲しいと頼まれたものを最優先にする

生前、故人様から入れて欲しいと頼まれたものがある場合は、優先的に入れてあげましょう。素材などによって入れられないものは、写真に撮って入れてあげるとよいでしょう。

②故人様を象徴するもの

身につけていたものなどで故人様の個性を象徴するものがあればいくつか見繕って入れてあげましょう。毎日仕事で着ていた制服や、いつも身につけていたお気に入りのアイテム、また、好んでつけていた香水を最後に吹きかけてあげるなどしてもよいでしょう。

③手元に残すとご家族様が辛くなるもの

ご家族様の中には、愛用品をみるたびに故人様を思い出してしまい辛くなってしまうなどということもあると思います。そのようなもので棺に入れても問題ないものは、あえて手元に残さずに納めるという選択肢もあります。

(まとめ)入れてよいか迷った時は葬儀社に確認を!

故人様を送り出す際に棺に納める副葬品は、現代では愛用品や個性を象徴する品、好きだった食べ物や飲み物、手紙や絵など故人様への最後の贈り物などを手向けとして納めるという意味合いが強いです。

ただしどんなに故人様が愛用していたものでも入れられないものもあるため、その都度確認が必要になります。確認不足による不注意が、思わぬ事故のもとになってしまうのが火葬の怖いところです。

迷った時は葬儀社や火葬場に必ず確認をし、副葬品選びは慎重に行いましょう。

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