2019年から始まった新型コロナウィルスによるパンデミックを機に、葬儀の形も大きく変化しました。クラスター防止のため以前のような大規模な葬儀は激減し、代わりにご家族や近親者のみで執り行う家族葬の需要が一気に高まりました。
今回はコロナ禍で家族葬をおこなう際の流れやマナー、注意点すべきことなどをお伝えしたいと思います。
目次
コロナ禍のご葬儀に家族葬が選ばれる理由
なぜコロナ禍で家族葬が選ばれているのでしょうか。
家族葬は「人数制限ができる」という点が大きな理由だと思います。従来のご葬儀では、ご家族は多くの関係者にご案内状を送り、受け取った側は通夜か告別式のどちらかにはなんとしてでも参列しなくてはという意識があったと思います。
しかしコロナ禍では、たくさんの人が集まること自体が避けられていますし、公共交通機関を使った移動にもリスクがあるため、参列者にリスクを負わせてまでお越しいただくより家族や近しい人だけでおこなった方がよいと考えるご家族が増えたのです。
コロナ禍の家族葬の流れ
家族葬といっても、参列者の数が変わるだけで実際の葬儀の流れは変わりません。
以下は一般的な家族葬の流れですが、コロナ禍ではお通夜を省略した一日葬、お通夜・告別式を省略した直葬(火葬式)を選ばれる方も増えました。
いずれの場合でも菩提寺への了承を得る必要があるので、必ず事前に「家族葬で小規模に執り行う」「一日葬で執り行いたい」などをお伝えしましょう。特に儀式を省略する一日葬、直葬の場合、菩提寺によってはご了承が得られないことがありますので注意しましょう。
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お迎え・安置
葬儀社がお迎えにあがり、葬儀社と打ち合わせ後
ご自宅または斎場の安置施設へ安置します。
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納棺
湯灌を行い、棺におさめます。
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お通夜
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告別式
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火葬
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収骨
家族葬のタクセルの家族葬
家族葬のタクセルの一日葬
家族葬のタクセルの直葬(火葬式)
参列者はどこまで呼ぶ?
家族葬の参列者の範囲に特に決まりはなく、ご家族のご意志で決定されるものですが、コロナ禍での家族葬では通常よりもさらに範囲を限定しておこなう方もいらっしゃいます。決め方の基準としては以下があります。
・血縁の近い方々で執り行う
故人から近い2親等以内、3親等以内などに決めておくと、周囲にもわかりやすく範囲を区切ることができます。
・参列しやすい地域に住んでいる方をお呼びする
遠くに住んでいる方ほど移動にかかる感染リスクは高まります。コロナ禍では、それを避けるためにお住まいのエリアで参列者を区切るというのも理解を得やすい決め方です。
参列者以外への訃報はどうする?
家族葬では参列される方以外への訃報は、葬儀後に送るという方法を取る方が多いです。葬儀を無事執り行ったことへのお礼と合わせて訃報をお伝えしましょう。
また葬儀前に訃報を伝える場合は、「コロナ禍ですので近親者のみの家族葬で葬儀を執り行います。」ときちんとお伝えしましょう。
コロナ禍の家族葬でとるべき対策
コロナ禍での葬儀は、ご自身が感染しないこと、そして他人に感染させないことに気をつけて個人での対策もしっかり行いましょう。
基本的なコロナ感染予防対策を徹底する
参列者が気をつけること
・マスクを必ず着用する
・手洗い消毒の励行
・ソーシャルディスタンスを保つ
・具体が悪い時は参列しない
※予備のマスクや携帯用の消毒液などを持参するとより安心です。
葬儀社が気をつけていること
・施設内のこまめな消毒
・換気
・アルコール消毒液設置
・スタッフのマスク着用
・スタッフの健康チェック
会食について考え直す
コロナ禍では、通夜振る舞いや精進落としなどの会食も、オードブル形式ではなく小分けにして提供するなど対策がとられています。また参列者側としては、なるべくディスタンスをとりマスク飲食を心がけるという対策も有効です。
感染防止のため会食は行わないという場合でも、参列者に感謝の気持ちをお伝えするためにお持ち帰りができるお弁当などを用意するなど工夫も見られます。
感染が不安で、参列を辞退してもいい?
ご葬儀に参列することで「感染してしまうのでは‥」と不安に思われることは自然なことです。またご高齢者や妊婦さん、持病のある方と同居されている場合は、自分が参列することで自宅にウィルスを持ち込んでしまうのではと心配されるのではないでしょうか。
そのような理由から家族葬への参列を辞退することは決して悪いことではありません。辞退の意向がある場合は、辞退を決めたタイミングですぐに連絡しましょう。連絡手段は直接相手の反応がわかる電話がよいです。「コロナの感染が心配なので」とそのままお伝えすればわかっていただけると思います。
辞退しても弔意は伝えられます
参列を辞退した場合でも、以下の方法で弔意をお伝えすることができます。
・弔電を送る
弔電は葬儀で読み上げられるのでお通夜か告別式の前日に葬儀会場に届くように手配します。金額は2,000円程度のものが一般的です。
・供花や供物を送る
祭壇周りなどに飾られるお花や、お供物をお送りするのもよいです。ただし家族葬では供花や供物を辞退するケースも見られますので、お送りする前に必ずご家族へご連絡しましょう。
・香典を送る
ご葬儀に参列されない場合のお香典は、ご家族が落ち着いたタイミングで現金書留でお送りしましょう。相場は5千円〜1万円ですが、故人との関係性が深い場合は多くお包みする場合があります。
供花や供物同様に、家族葬ではお香典も辞退される場合があるためその場合はご家族の意思を尊重するのが礼儀です。
新型コロナウィルスに感染された方のご葬儀
新型コロナウィルスに感染されたもしくは感染の疑いのある方のご葬儀は、先に火葬を行いお骨あげをした後に告別式をおこなう形がとられています。
一般的にコロナウィルス感染は飛沫感染・接触感染です。国のガイドラインには、非透過性納体袋にご遺体を密封し、接触感染に注意すればよいとされています。コロナ感染の疑いがある場合は必ず事前に葬儀社へお伝えしましょう。
コロナ禍に生まれた新しい葬儀の形
コロナ禍には、様々な新しい葬儀の形が生まれました。
・オンライン(リモート)葬儀
ご葬儀をネットで生配信するサービスです。全国どこにいてもオンラインで葬儀に参加することができるというメリットがある反面、人との接点がないぶんどこか人間味に欠けるという感想を持たれる方もいらっしゃいます。
・後日葬
コロナ禍では、少人数で家族葬を執り行い、パンデミックが落ち着いてから改めてご友人・知人の方々を招いてお別れ会・送る会をおこなうというケースも見られます。
・葬儀を2部制にする
葬儀の時間を一般改装者とご家族などの近親者とでわけ、大勢が一度に集まらないように工夫したご葬儀です。密を避けつつ多くの方に参列いただける点がメリットです。
コロナ禍でも心のこもったご葬儀を
いかがだったでしょうか。
コロナ禍では様々な工夫がされながらもご葬儀が執り行われています。
ご葬儀は、故人の冥福を祈り死者を弔うための大切な儀式です。
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